4月27日、2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は、入場券(普通券)の価格を大人1人税込み8000円とする方向で検討していることが報じられた。
人件費や物価の上昇などで、万博の運営費が当初の1.5倍に増えると見込み、2022年に検討していた6000円から値上げする。当初の想定は4800円だった。
6月中旬の理事会にはかり、国の了承を得て決めるため、価格は最終的に変わる可能性がある。開幕まで500日となる、11月30日の販売開始を目指す。
8000円は当日券を開幕後に買う場合の価格。朝日新聞によると、価格案は以下となっている。
大人(18歳~64歳) 8000円 中人(12歳~17歳) 4400円 小人(4歳~11歳) 2600円 シニア(65歳~) 6800円
前売り券は1~2割引きとなる予定。早めに収入を確保したい考えという。
大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)で2025年4月13日~10月13日の184日間、開催する国際博覧会。
想定来場者数は、訪日外国人約350万人と合わせて約2820万人、経済波及効果は約2兆円を見込む。
国際博覧会の日本での開催は、2005年開催の「愛・地球博」(愛知万博)以来、20年ぶり。大阪での開催は、1970年の「大阪万博」以来、55年ぶりとなる。
ちなみに、1970年の大阪万博の入場料は、大人(23歳~) 800円 青年(15~22歳) 600円 小人(4~14歳) 400円だった。入場者数は、6421万8770人。
2005年の愛知万博の入場料は、大人(18~64歳) 4600円 中人(12~17歳) 2500円 小人(4~11歳) 1500円 シニア(65歳~) 3700円で、入場者数は2204万9544人。
ちなみに、大阪・関西万博予定会場の近くにあるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の入場券(1デイスタジオパス)は、
大人(12歳~)8600円~9800円 子ども(4~11歳)5600円~6400円 シニア(65歳~)7700円~8800円、閑散期、学校の長期連休、ゴールデンウィークなどで4段階に分かれている。
大阪・関西万博の入場料が8000円に値上げすることが報じられると、SNSでは波紋が広がった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1adcda2367ac11b039552...
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