俺は、SNSで誹謗中傷していたアホ共も一因だとは思うが、ファンとかフォロワーも責任はあると思ってる。
ファンとかフォロワーがタレントを賞賛し、思想を肯定し、行動に勇気を貰ったと感謝する。
するとタレントは、自己肯定感をそこで充足させることになる。
あるレベルまではそれは非常に良いことで、タレントは満足するし、ファンも満足する。Win-Winの関係だと思う。
しかしただのタレントではなく特定の思想を発言しだすと、それには当然熱狂的な支持者と、対立する思想支持者の対立の場となってしまう。
タレントの発言や活動で救われる人がいる一方、それによって不快な思いをする人がいる。
そこまでならまだいい。
不快な思いをした人は攻撃的になり、その広告塔であり看板であり矢面であるタレントを攻撃し始める。
これ自体は決して褒められたことではなく、なんならブラックよりのグレーなのだが、個人的に思うのはここから。
嫌な思いをしたタレントが、簡単に看板を下ろせないという点が問題だと思う。
あなたのファンですとか、感激しましたとか、あなたの発言で救われましたなんて言うファンやフォロワーがいるせいで、
タレントが嫌になっても軽々しく辞められなくなっている。
言うなれば、その「立場」に縛り付けているのはファンやフォロワーなのではないか。
自分では矢面に立っておらず、攻撃を受けるわけでもないファンたちが、タレントを「自分の思想を守る盾」か何かのように観ているのではないか。
今回の件で言えば、りゅうちぇる氏は基本的に「自分」がありのままの生活を出来ればよかったはずで、
なにもLGBTの体現者や、ダイバーシティの旗手であろうとまでは望んでいなかったのではないか。
それなのに、ファンが期待する声が、それを辞めることを許さなかったのではないか。
返信する