日本が世界に誇る音楽ユニット「YOASOBI」。2024年にはホワイトハウスでのバイデン前大統領主催の晩餐会にも招かれるなど、海外でも注目されるJ-POPの象徴的存在です。
しかし、国内外でトップをひた走る彼らでも、ライブの集客に苦戦しているといいます。
11月14、15日に開催される札幌ドームでのコンサートチケットの宣伝のため、ボーカルの幾田りらが急遽ストリートライブを行ったというニュースは、驚きをもって受け止められています。
ネットでの「YOASOBIほどの認知度でも札幌ドームのチケット沢山余ってるのか」という意見に集約されるように、
トップ中のトップであるアーティストをもってしても大きな会場を満席にするのが難しい時代だと感じているようです。
YouTube公式チャンネルの登録者数は745万人。「夜に駆ける」や「アイドル」などの楽曲の累計総再生回数は、驚異の100億回超え。
現在放送中のNHKの朝ドラ『ブラッサム』の主題歌「咲き誇れ」も担当する国民的アーティストが、路上で宣伝のために無料ライブを決行する。
時代の頂点でありながら、ドブ板選挙のような広報活動に勤しむという、この歪な風景は、一体現代の音楽シーンの何を表しているのでしょうか?
まず、考えたいのは100億回を超える楽曲の累計総再生回数です。100億といえば、単純計算で日本の国民一人あたり100回YOASOBIを聴いているという理屈になります。
仮にそれが事実、本当に日本人がYOASOBIを100回ずつ聴いているのだとすれば、それは異常なほどに愛されている音楽だと言わざるを得ません。
日本の国民が全て、YOASOBIの何かしらの曲を歌詞カードを見ずに歌えたり、譜面なしで楽器演奏できるとか、そのレベルで浸透していてもいいはずです。
しかしながら、YOASOBIと言って思い起こされる曲は、「夜に駆ける」か「アイドル」のせいぜい2曲。
しかも、それは音楽として受け入れられたというよりも、「小説を音楽にする」というビジュアルコンセプトの目新しさや、
人気アニメ『推しの子』の主題歌に起用されたという、どちらかといえば社会現象としての側面が大きいものでした。
つまり、YOASOBIの曲が100億回も再生されているという背景にある動機は、純粋に音楽的な嗜好の琴線に触れたというよりも、
新しい時代のJ-POPという現象についての興味や関心から知っておくべき一般教養として、一斉にクリックされたのではないかという推論が成り立つのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09e56dc84037c211a7983...
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