女児の股割り動画公開する体操教室に批判…250本が非公開に

女子児童の柔軟体操動画を投稿していた体操教室「SPOLAVA-スポラバ」（登録者数21万人）に批判が集まっています。

愛知県碧南市にある体操施設スポラバは、選手が練習する風景をYouTubeで発信しています。
タイトルに「【地獄の柔軟】」とある動画には、小学校低～中学年とみられる女子児童の股割りの補助をするシーンがあります。
男性トレーナーが児童の足を大きく開かせ、近い距離で撮影をしていました。

暴露系Xアカウントの「滝沢ガレソ」は11月15日にこの体操教室についてポスト。
柔軟動画のサムネイルを添付し、このチャンネルでは女子児童の柔軟動画が数十万～200万回も再生されていることや、
「〇〇ちゃんをもっと映して」といった怪しいコメントが見受けられることを紹介しました。滝沢は女児の顔にモザイク処理をしていましたが、元動画にモザイクはありませんでした。

滝沢のポストのリプライ欄には「これ親は自分の子が勝手に動画で晒されてるって知らないのでは」「教室側の返信も、どういう層が見ているか分かった上で、あえて拾いに行っているように見える」
「完全にロリコンと言うか小児性愛と言うか気持ち悪いわ」といった反応が寄せられています。

約60万回再生されていた「初めての子も参加 鉄棒を使った体操選手の【地獄の柔軟】」という動画は、小学4年生の女児4人が痛みに悲鳴を上げながらも、
トレーナーの補助のもとで和気あいあいと柔軟体操に挑戦する内容でした。
この動画のコメント欄には「見所が多すぎる」「店長へ、誰が一番好きですか？」といった意味深なコメントも寄せられています。
動画には英語の字幕もつけられており、海外からのコメントも多く見られました。

滝沢ガレソの投稿を受けてか、スポラバ公式チャンネルは15日までに、柔軟動画を含めた約250本の動画を非公開に変更しています。

https://yutura.net/news/archives/14502...

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>>11
ところが最近、３～１０分の静的ストレッチングの前後で筋力を測定すると、
最大挙上負荷、等速性筋力などの動的筋力（McLellan ら、2000；Cramer ら、2004 など）、
等尺性筋力および筋力発揮速度（Nelson ら、2000 など）がいずれも低下してしまうことが
示されました。

筋力低下は最大で約３０％にも及び、その効果はストレッチング終了後４５分間ほど
持続するようです。

また、筋力低下と平行して、筋の電気的活動も低下することから（Fowles ら、2000）、
この筋力低下は、筋線維の動員能力の低下によることが示唆されます。

筋力・パワー系競技の選手にとってこれは大問題です。

また、障害とストレッチングの関連はどうでしょうか。

関節可動域の大きさとスポーツ障害の関係については、多くの疫学的研究があります。
それらをまとめると、

「関節可動域が極端に狭い場合には障害の原因になるが、
必ずしも関節可動域が広いことが 障害を防ぐ要因にはならない」

といえると思います。

逆に、関節可動域が広すぎると、関節の「ゆるさ」につながり、
障害の危険性が増すとの報告もあります。

体操競技のように、関節可動域が直接的に重要となる競技もありますので
一般化はできませんが、そもそも関節の「ゆるい」傾向のある選手にとっては、
ストレッチングのやり過ぎは問題となるでしょう。

―― 石井 直方
（東京大学教授・運動生理学者・理学博士／全日本学生パワーリフティング選手権大会2連覇、
1981・1983年ミスター日本優勝、1982年アジアボディビル選手権大会90kg以下級優勝）

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