立憲民主党の安住淳幹事長が9日、YouTube番組「ReHacQ-リハック-」に生出演し、ネットメディアへの思いを語った。 
 ReHacQプロデューサー・高橋弘樹氏との1対1での対談。首班指名について、安住氏が国民民主党の玉木雄一郎代表の名前を出したことに、国民民主党内に反発があったことに触れた。   
 安住氏は、日本維新の会などではあえて野田佳彦代表ではなく、他党の代表の名前を挙げたことを評価する声もあったとした上で、 
 「国民民主党はちょっと違う反応してたね。みなさん(高橋氏ら)みたいなネットの世界で生きている人も多いからね、あそこは」と指摘した。   
 高橋氏が「ちなみに『みなさんみたいなネットの世界』ってどういう世界ですか?」と尋ねると、 
 安住氏は「この(ネットの)世界って、言いたいことを言って、それで支持を集めるんだろうから、都合のいいこと言う人多いよね」と自身の印象を吐露。 
 「他者の論理をちゃんとくみとって『こういう対案もあります』っていうのは、 
 やっぱりオールドメディアの方がちゃんとしてると思うんですよ」とオールドメディアの方が偏向報道は少ないというスタンスだった。   
 安住氏は政治家になる前はNHKの政治部記者を務めていた。 
 続けて「ネットっていうのは深く掘り下げることはできるけど、よくよく考えてみると自己都合的な世界だよね。見る人も好きなこれ(チャンネル)しか見ないんでしょ」と“偏りがち”であると指摘した。 
 高橋氏が「なんでそう思われますか?」と理由を尋ねると、安住氏は「テレビって、バランスとって、賛否をちゃんと分けて、 
 ある意味、中立に判断してもらう条件をそろえるためにぼくなんかNHKずっとやってきたから」と自身の経験も踏まえて、オールドメディアの偏向報道は少ないと語った。 
 「ネットとかYouTubeとか見てると、一方的意見をバンバンまくしたてる人が支持されてね。究極トランプさんですよね。日本もそういうマネをし出した政治家、出てきたね」と解説した。   
 高橋氏は、50代以下くらいの世代では、むしろ「マスコミの方が信用できない」という雰囲気があると指摘。 
 これに対して安住氏は「どんなツールで情報を取るのかは自由ですよ。あとは見分ける力がどれだけあるかですよ。暴走する時は暴走するんですよね。 
 ウェブも何年かしたら見分ける力が出てくるんじゃないかな」といずれネットユーザーにも“見分ける力”が付くと予測した。 
 さらに「若者はかなり出てきてると思うんですよ。われわれ高齢者の方が免疫がなくて、一方的に流れてくる情報に『あぁそうなんだ』みたいな」と高い年齢層の方が大きな影響を受けているとした。    
https://news.yahoo.co.jp/articles/07eeda870d4bbc77e92a5...
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