
>誰かの足を引っ張るとか、人のスキャンダルやら、人を不幸にするニュースばっかでほんと嫌気が刺すからさ、
この認識がそもそも誤り。さすがは薄っぺらいポジティブ馬鹿。
誰かを誹謗中傷することで、脳からは幸せホルモン「オキシトシン」が出る。
進化の過程で、生物は生存競争のために、互いに食物や異性を奪い合ってきたため、
結果的に見れば、他者の不幸は自分の幸福につながり、自らが子孫を残す可能性が高まる。
つまり「他者を妬み、他者の不幸を喜ぶ」ことが「必要」だったので、その機能が備わったのだ。
この感情を「シャーデンフロイデ」という。
シャーデンフロイデの無い個体や集団は、生存競争に敗れたり、フリーライダーにリソースを
食い尽くされて滅び、シャーデンフロイデのある個体や集団が生き延びて社会を作ってきた。
また、fMRI(機能的磁気画像共鳴法)の出現によって、「心」を直接見ることができるようになった結果、
妬ましい他人に不幸が起こった場合には、脳の深い部分にある前部帯状回の痛みがやわらぐと同時に、
おいしい食べ物やお金を得たときのように、無意識に自然と喜びが湧き上がっていることがわかってきた。
これは、理性を司る部位よりもずっと深い部分にあり、無意識的に喜びが沸き上がるため、
理性による制御はほぼ不可能に近い。
本能的な反応と言え、その人の人間性の良し悪しとは全く関係ない。
倫理的、あるいは宗教的にどのような主張をしようが、「他人の不幸は蜜の味」というのは、
自己欺瞞では覆い隠すことができない厳然たる事実なのだ。
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