
前澤氏のように、倫理的に反する過剰な対価を得た者の背景には、社会全体の貧困層の犠牲を伴っている。
我が国のジニ係数の異常値を見ても分かる通り、これは日本の資本主義が欧米化してきている事の証明でもある。
既得権益者が、「自分で努力して稼いだお金」というワードを躊躇なく使い、華やかな生活をおくる状況を見て、前澤氏を含む彼ら「格差社会の勝利者」には想像力の無さを感じざるを得ない。
この「光」と「影」を感じた時、我が日本がするべき目標は、貧困層の底上げを始めとして、歯止めが効かなくなった格差の拡大を止める事なのだと私は真に確信している。
彼がよく使う言葉に「自分で努力して稼いだお金」というワードがある。
私は、やはりこの言葉に違和感を感じる。
それは、彼が今まさに日本で起きている超格差社会の勝利者であり、
欧米の文化によって、資産さえあれば宇宙にさえ行けるようになった一方で、
お握り一つさえ買う事に躊躇する労働者がいる、と言う一面を覗かせているからである。
はたして、彼の言動で新しくイノベーションは生まれただろうか?
暴利で得た立場によって、安全に宇宙旅行を行う事が勇気なのか?
「過度な資本主義」、「過度な既得権益」、「過度な格差社会」といった問題点が彼の言動からはっきりと見て取れる。
前述の通り「自分で努力して稼いだお金」というのは、社会全体の関わり合いの上で成り立っていて、中には貧困層の犠牲をも伴っている。
よって、彼一人だけで成しえた利益では無く、厳密に言えば、「自分の努力だけで稼いだお金」などと言う物はこの世には存在しない。
この世の中は、全ての「他人」が複雑に関連し合って構成されているからである。
彼はあくまでも「報酬を効率良く得る権利を得た人」、「既得権益の果実をゲットできた人」という事。
その権利の獲得から今に至るまで蓄積されてきた多くの資産は、不労による所得であり、行き過ぎた資本主義の結晶。
例えば、トリクルダウン仮説政策の失敗による「暴利」の一面と言う事もできる。
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