キャスター辛坊治郎氏(68)が14日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に大阪からリモートで生出演し、久々の外食で感じた日本の危機について語った。
普段は昼食も自炊だという辛坊氏は、「別にお金の節約じゃない」と告白。「コンビニで私が望む栄養バランスのものが、ないっちゃない。
サラダだって、量があるように見せているだけで、実はそんなにない。一定量の野菜も食べたいし、たんぱく質も食べたいという時、自分で作った方がいいよなということ」と説明した。
最近、100円ショップで燻製(くんせい)用のチップを見つけ、鶏肉や玉子を燻製するなどしているという。
そんな中、この日は事情があり、大阪駅界隈で外食をする必要があったことを明かした。昼食時で満席な店が多い中、7割ほど埋まったそば店に入店。
「お昼時に入れるのにはそれなりの理由があって。冷たいおそば、何も乗っていない普通のおそばが、1杯1000円」と話すと、飯田浩司アナウンサーらが「え~?」と驚きの声を上げた。
辛坊氏は頭の中で計算。「こうなると、サラリーマンとかが食後にコーヒーなんか飲んだら、1500円行っちゃうだろうな。
(出勤が)20日にしたって、それだけで3万円オーバーで、夜に飲みに行くなんて絶対無理だよね、という状況になりつつあるんだということ」
物価高のあおりを受ける世のサラリーマンたちに、同情の声を上げた。
そんな“リッチ”な食事を楽しんでいる客を見てみたところ、「6割、高齢者」だったという。
「残りは今時、有閑マダムという言葉が通用するか分かりませんが、そのへんでショッピングしている、恵まれた女性のお立場の皆さん…というのでほぼ席が埋まっておりまして」と推測をまじえて話し、
「一般のサラリーマンの方かなと思われる方、ゼロ」と明かした。
日々の昼食ですら、店の価格を慎重に選んで食べなくてはいけないような状況。
辛坊氏は「サラリーマンの人がお昼、十分な栄養を確保しながら、一定の値段の中でお昼ご飯を、というのが難しくなりつつあるな、この国は。
栄養状態が悪くなっちゃって、国としてどうなのよ?」と嘆いていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc746d0b691211608b4c8...
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