さすがの歌姫も、世知辛い時流には逆らえないということか。
今年も年の瀬の恒例行事、クリスマスディナーショーの知らせがちらほら聞こえる季節となった。斯界の女王・松田聖子(62)もしかり。ところが、そこに異変が起きていて……。
「9月下旬にファンクラブの会報が届いて、ディナーショーのスケジュールが掲載されていました」と、古参の聖子ファン。「東京は12月14日から4日間。会場はいつもと同じグランドプリンスホテル新高輪です」
やはり、ファンにとってディナーショーは特別で、「聖子ちゃんのイベントの中で一番高額だし、席によってはとても近くで聖子ちゃんを観られる。ここでしか聴けない曲もあります。
チケットはすぐ完売。今はネット予約ですが、かつてはホテルに電話して予約するしかなく、発売日には友人を動員して電話をかけまくったものです」(同)
「聖子ちゃんのお母さま(91)がロビーで客を出迎えることもあります。声をかけるとお話しできるし、写真撮影にも応じるほどフランクなんです」(同)
なるほど、なんともスペシャルな催しである。が、今年はいささか気にかかる点があるのだとか。「宿泊付きチケットで用意されている客室が、昨年と今年で異なるのです」(同)
宿泊付きチケットとは、全国からやってくるファンのために、5万2000円のディナーショー代に加え、1泊分の室料や朝食代なども込みになったチケットのこと。
昨年は2種類あり、よりラグジュアリーな部屋のチケットは22万8700円(2名)だった。
「今年は1種類のみで、22万9884円。値段はほぼ変わりませんが、客室が14平米ほど狭くなっている上、間取りや内装に、昨年ほど高級感がないのです」(同)
ショーの問い合わせ窓口となっているホテルに、事の次第を尋ねるも、「当ホテルからの回答は控えさせていただきます」
「“聖子ちゃん、ありがとう”と思うファンが多い」先の古参ファンが言う。
「客室については昨年と同じグレードを期待すると“なんかちがう……”と感じるかもしれませんが、そもそも熾烈(しれつ)なチケット争奪戦の末に、聖子ちゃんを観られるのがありがたいこと。
部屋のことで文句なんか言えば、行けなかったファンに怒られます。値上げされなくて“聖子ちゃん、ありがとう”と思うファンが多いと思いますよ」
ファンの間で「一般チケットより良い席にしてもらえる」とウワサの宿泊付きチケットは、今年も発売日に売り切れ。この勢いで“不況”を乗り切れるか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/24d949235b7fe6f793739...
返信する