橋本環奈が主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』が、9月30日より放送中。
「平成元年生まれの主人公が、自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、栄養士を目指すストーリー。放送開始の前に、橋本さんがギャルに変身した姿も公開されました」(スポーツ紙記者)
主人公の姉は“伝説のギャル”と呼ばれる存在。そんな縁で、現役のギャルたちから仲間に入るよう熱心な誘いを受ける主人公だが、この展開に視聴者は……。
《おむすび離脱しちゃった。1週間見て惹きつけられるものがなかった》《早くも反省会が盛り上がってる模様だと旦那に伝えたところ、「えっ?!反省するに値しないレベルなのに?!」という金言いただきました》
《栄養士の資格に興味あったから楽しみにしていたのに、朝からギャルはイライラしてつらい》SNSでは、ハッシュタグ《#おむすび反省会》が登場し、ドラマ内容に不満を綴る投稿が見られる。
「反省会のハッシュタグは以前からあるのですが、注目されるようになったのは、2022年に放送された黒島結菜さん主演の朝ドラ『ちむどんどん』でしょう」(テレビ誌ライター、以下同)
当時、多くのツッコミが入ったのは、ヒロインの相手役・宮沢氷魚が演じる男性と結婚にいたるシーン。
「ふたりは、突如として恋に落ちる。氷魚さん演じる男性は、長年交際していた婚約者をフッて、ヒロインと結婚。
なぜ恋に落ちたのか描かれず、見ている人は置いてけぼり。唐突で脈略のない略奪婚という展開に批判が続出しました」
『ちむどんどん』と共通するポイント
『ちむどんどん』は、これ以降も、視聴者からの批判を浴び続けた。『おむすび』も放送2週目にして、視聴者から厳しい声が出ているようだが、何が問題なのだろうか。とある映画プロデューサーは、こう話す。
「ドラマは2004年の設定で、当時は安西ひろこさん、若槻千夏さんらを筆頭にギャル文化が大流行していました。
なので、平成を象徴する存在として“ギャル”を主軸の1つにしたのでしょうが、すべての若い女性がギャルだったわけでもない。
主人公が、姉の影響からギャルに嫌悪感を抱いているのに、執拗に勧誘されている姿も見ていて“つらい”となるのでしょう」
そのうえで『ちむどんどん』と共通するポイントがあるという。
「どちらも“前作が高評価だった”という点です。『ちむどんどん』の前は『カムカムエブリバディ』で、視聴者の満足度は高かった。『カムカム』は昭和から令和にかけた3世代のヒロインの物語。
時代それぞれを丁寧に描いていた。『おむすび』の前作は『虎に翼』で、テンポよく物語が進む一方、
戦争による夫との死別や尊属殺人といった重いテーマをキッチリと描くなど、メリハリがありました」(映画プロデューサー、以下同)
ただし、物語は始まったばかり。視聴者の評価が、この先どう転ぶかも注目だ。
https://www.jprime.jp/articles/-/33817?display=...
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