昨年11月に寄付金の着服が発覚し、批判が相次ぐなかでのオンエアとなった今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)
SNSでは、《番組の冒頭でまず不正を謝罪すべきだった》《もういい加減に終わってほしい》と辛辣な声があがっているが、1978年から続く超長寿番組。
おまけに多数の大型スポンサーがつくドル箱とあり、局としては簡単に手放せないようだ。
移ろい激しいテレビ業界で、同番組のように40年、50年と続く長寿番組は意外と多い。なかには「もう飽き飽き!」と言いたくなる番組も見受けられるが、視聴者の本音はいかに?
そこで本誌では、30代以上の男女500人に「もう終わってほしい長寿番組」を聞いてみた。
第2位は、来年で放送開始から40年を迎える『アッコにおまかせ!』(TBS系)「アッコさんに対する周囲の人々の気遣いが痛々しい」(京都府・49歳・女性)
「司会のアッコが的外れなコメントばかり」(福岡県・46歳・女性)と、女性からの批判が目立った。
「全盛期のアッコさんが、気兼ねなくズバズバと物を言う姿がウケていたのは何十年も昔のこと。今の時代にそぐわないのは明らかです」
8月には、パリ五輪女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手を“トド”呼ばわりし、炎上。番組内で謝罪に追い込まれたばかりだ。
「誰もアッコさんに意見できず、パワハラを具現化したような番組になってしまいました。もっと早くに勇退させてあげたほうが、アッコさんのためにもよかったのではないでしょうか」
断トツの1位となったのは、やはり『24時間テレビ』(日本テレビ系)
「チャリティーを謳いつつ、テレビ局に大金が入るのは偽善」(東京都・52歳・男性)「募金の横領まで発覚したのに、続ける意味がわからない」(福井県・46歳・女性)と、厳しい意見のオンパレード。
「マラソンが恒例となっていますが、そもそもは'92年放送の第15回に、フルマラソンに本格的に取り組んでいた間寛平さんがチャリティーのために走ったことがきっかけ。
マラソンをやったこともない芸能人が、猛暑の中で走る意味がわかりません」
今年はお笑い芸人のやす子がランナーに。10代の一時期を児童養護施設で過ごしたやす子の希望に基づき、同番組で初の目的別となる「マラソン児童養護施設募金」を開設。
番組終了の翌日時点で、4億5000万円以上もの寄付金が集まったと報告された。
「募金の着服という悪印象がぬぐえないなか、やす子さんの真剣な思いだけは、嘘偽りがないものだったと思います」
とはいえ、チャリティー番組にもかかわらず出演者に高額なギャラを払い続けている疑惑も含め、同番組が岐路に立たされていることは明らかだ。
「このままではタレントにとっても、出演自体がもはやマイナスでしかありません。今こそ、まったく新しいチャリティー番組に生まれ変わるときではないでしょうか」
逆風の中、今年も高額な募金額と高い視聴率を記録したのは、ひとえに“やす子効果”によるものだろう。節目となる50回目の放送まであと3年、日テレの良心と品格が問われている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/47395919edd422cb5f8f9...
返信する