《36人が死亡し、32人が重軽傷を負った令和元年7月の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)のの公判では、被害者参加制度を利用した遺族らも法廷に立ち、
被告人質問を行った。36人もの犠牲者が出るとは想定していなかったという被告。建物の構造のせいにするのではないとしつつ、甚大な結果について「ツキや運がなかった」と語った》
別の犠牲者遺族の代理人「第1スタジオで多くの従業員が働いているのを見たか」
被告「3人しか見ていなかった」
代理人「3人が亡くなるのは避けられないと思ったのか」
被告「それは思いました」
代理人「やり過ぎたと再三述べているが、36人ではなく3人や5人だったら思わなかったのか」
被告「5人とか8人でも、最終的にはやり過ぎたという言葉になっていくと思います」
代理人「あなたのやり過ぎたというのは、(犠牲者の)人数が多かったということか」
被告「1人でも2人でも、亡くなっていれば最終的にはそう思う」
代理人「1階で3人が亡くなるのは覚悟の上だったと話していた。1人2人でもやり過ぎたというのは矛盾しているのでは」
被告「当時は思わなかったが、今の環境に置かれ、弁護士から『本当の気持ちとしてどう考えているのか知りたい』と言われて、
真摯な姿勢で考えたとき、1人2人であっても、亡くなったらそういう風にとらえるようになると思います」
代理人「放火をすればたくさんの人が死ぬと思わなかったのか」
被告「(第1スタジオに)らせん階段があるとは知らなかったので、構造上の問題にするわけではないが、それによって火が早く回りすぎて、かなり多くの人が亡くなった
このせいにするわけではないと念を押しておきますが、何かそういう部分で、ツキや運がなかった部分があったと思います」
代理人「本日時点でも京アニが悪いことをしたという気持ちがあるのか」
被告「そういう気持ちが消える方が楽で、消えないままだからこそ考えるものがあると思います」
代理人「あなたが言う京アニの盗作という行為と放火という行為は釣り合っていると思うか」
被告「釣り合わないと思います」
代理人「釣り合わないと考えるようになったのはいつからか」
被告「当初、弁護人からの面会の申し込みを断っていました。
自分は弁護に値しないという思いがありまして、途中から受けることになったのですが、当初は自分は弁護には値しないことをやったと」
https://www.sankei.com/article/20231206-VTSC6KTNS5KXH...
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