大型二輪の教習所に、とても生意気で、言葉遣いも知らないような30代半ばの教官がいた。
若い教習者たちも、この男の生意気さには辟易していたみたいだった。
ある日、実技教習も、残り5~6回の時に、その「生意気教官」に「指示通りに走れ」と叱られた。
これは、指示が聞こえなくて間違ったんだが「すいません。聞こえていませんでした」と謝罪した。
その直後に、その教官が指示を出したらしいのだが、ヘルメットもあり、小さい声だったのもあり聞こえなかった。
教官は、俺の近くにバイクで来て「貴様、指示通り走れんなら帰れ !」と、顔を20センチくらいまで近づけて怒鳴られた。
「メガホンも無しに言われても聞こえない。それに「貴様」とは誰の事だ?」と、どなり返して、バイクを降りた。
教習コースの道のど真ん中にバイクは放置して、そのまま生意気な教官の胸ぐらを掴んで、校長室に怒鳴り込んだ。
二輪も四輪も、揉め事に気付き、急停車。教習所は騒然となっていたが、お構いなしに校長室で説明した。
校長から、こっぴどく教官を説教してもらい、15分くらいしてコースに戻ったら、ちょうど終了のチャイム。
二輪の教習者たちは、俺の周りに集まってきて拍手。次の日から「お茶」が出るようになった (笑)
何かあれば、また怒鳴り込むと校長には言っていたので、その後の実技は全部その教官を指名した。
そしたらそいつは、次の日から、俺が卒業するまで休んで出てこなかったよ。
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