スポーツ庁・室伏広治長が“司会”役を務め、各メダリストの紹介と競技説明がなされていく中で、順番が回ってきたのは新競技「ブレイキン女子」で初代金メダリストになった「AMI」こと湯浅亜実選手。
「AMI選手はあの~ブレイキング。だから…、初代女王になられたということですが、あれ、やっぱり見てて、えっと、即興で音楽に合わせてダンスをする。
あの、えっと、やはり、素人が考えても想像を絶するような難しさがあるんじゃないかと思いますが、
即興でダンスをやる、それに向けて普段からどんなことを意識して練習をしているのか。どんなトレーニングを積んでおられるのか、この辺りどうでしょうか?」
のっけから“ブレイキング”と言い間違えるなど、本当に競技を見たのか、理解しているのか、わからないようなグダグダな言い回しで質問をする岸田首相。
それでもマイクを渡されると、ブレイキン・AMIに室伏が提案したこと「はい、ブレイキンのAMIです。えっと、ブレイキンはそうですね。
当日は音楽も何がかかるかわからない中、プラス対人で、相手によってムーブとかも変えなきゃいけないとかあって、その時にならないと何が起こるかわからない中でみんな戦っているんですけど。
私自身は、ブレイキンは自己表現だと思っていて、勝ち負けだけが全てじゃなくて、自分の踊りをそのステージに置いてくる。
自分をそのステージでプレゼンするというのが、多分、みんなすごく一番大事にし踊っていると思っているので。
練習の時は、もちろん対人ではあるんですけど、自分に向き合う時間とか、自分の強みとか、自分が何を表現したいとかを考えながら、自分に向き合って練習することをしています」
ブレイキンへの思いを笑顔で伝えるAMI選手。拍手が沸き起こる中で、ここで室伏長官からある提案が。
「あの、総理。AMI選手、即興が得意ということであれば、もし、ちょっと場を和ますというか、お時間もありますので(披露するのは)いかがでしょうか、AMI選手」
AMI選手に対して「もし、総理と」と、横に座る岸田首相にも促して2人での“即興”ダンスを踊らせようとしたのだが、
「すみません。拍手いただいて恐縮なんですけど、ちょっとスーツじゃ踊れないので、また機会があればぜひ。すみません!お願いします。ありがとうございました」
苦笑いを浮かべつつもキッパリ断るAMI選手。断られるとは思わなかったのか、バツが悪そうに「失礼しました!」と謝る室伏長官だった。
《室伏さん、悪気はないんだろうけど、ちょっと軽く見てるのがバレちゃいましたね。例えば世界的な演奏家、歌手に「即興でなにか弾いて(歌って)ください」なんて絶対言わないですよね。》
《軽々しく、踊れ踊れって、ブレイキンを軽く見ている証拠。見せ物じゃないんだから。自分がハンマー投げのフリすれば。》
《なんか上司が新人に宴会で、それでは一つ一発芸を…みたいな感じなんだよね。それでやる義理なんてあるわきゃない。》
https://news.yahoo.co.jp/articles/d33f46fd6bea19e216e7a...
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