旧作ファンはうれしいのだろうが、これは個人的に良くないと考える。
率直な印象は、「ベテラン声優の同窓会じゃん」ということ。
具体的に「良くない」理由を言うなら以下の点。
1、ベテランに頼りすぎ。
→若手のチャンスをつぶしている。ギャラ的な面でも当然費用がかさむ。
2、キャラと声優の年齢が乖離し過ぎ。
→声優は声が商売道具なのでさすがに一般人と比べるべくもなく声は若々しいが、とはいえ50代60代の人間が高校生あたりを演じるのは無理がある。
かつては声優は裏方で人の印象がなかったが、昨今は声優の顔出しも増えているし、その高齢者一歩前の顔がちらつく。
3、全員続投ではない。
→メインは続投とはいえ、父親の声など一部変わっている。
4、健康面の不安。
→もちろん若手にも健康不安はあるが、高齢者よりはリスクが少ない。
結果途中降板という形になったら誰から見ても失敗になる。
若手(新規キャスト)なら途中で変わってもそれほど違和感がない。
5、30年以上前からアニメ制作の技術は上がっているのに、声優続投のインパクトに負けて作画や脚本にスポットが当たりづらくなる。
キャストは一新し、映像特典として旧キャストでやったらこうなったみたいな別バージョンを付けたりする方が面白いのではないか。
今回はすでに決まってしまったことなので異論を言っても仕方ないが、新しくするべきだったと思う。
旧作ファンには評判が良くても、その世代はSNS強者ではないからバズりも盛り上がりもせず、なんとなく終わることだろう。
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