社会学者の古市憲寿氏(39)が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。
千葉市中央区のJR千葉駅前ロータリーで5日、千葉県八千代市の男性運転手(68)のタクシーが歩道に突っ込み、近くにいた50代男性と80代女性が軽いけがをした事故について言及した。
運転手も軽傷で、千葉中央署が当事者らから話を聞き、詳しい状況を調べている。
署によると、車はタクシー乗り場の柵をなぎ倒し、その先のロータリー内の車道を横切ってバス停留所近くの柱に正面からぶつかって止まった。負傷した男性は「タイヤに足を踏まれた」と話していたという。
番組では、現場付近で複数のタクシードライバーに取材。事故を起こした男性運転手について、
「きょうもうとうとしていたので疲れているのかなと思った」「年中、居眠りをしてて、待機場所から順番待ちの列に入るタイミングも間違えちゃう」などと話したという。
古市氏は「凄く怒りを感じる。なぜかというと、日本のタクシー業界は、ライドシェアを全面的に阻止してきたわけですよ。
その根拠の1つというのが、タクシー会社のタクシーは安全ですよ、2種免許も持っているし、プロが運転するから、タクシーは安全で、ライドシェアは危険なんですってことで、ずっと阻止してきたのに、
タクシー会社がこんな事件を起こしたわけじゃないですか。しかも、こういう普段からうとうとしていると見られているような人を、普通にタクシー会社として問題を認識せずに運転させていた」と指摘。
そして、「今回だけでなく、こういう事故は増えていくと思う。タクシー運転手の年齢はどんどん高齢化していてボリュームゾーンは大体70~74歳。これからこれがどんどん上がっていくかも知れない。
そんな中でこういう事故は起こる」と推測。「それにもかかわらず、いまだにタクシー業界はライドシェアに対して大反対していて、部分的に自分たちが管理するライドシェアを始めましたけど、
でも中途半端なものしかやってない。その責任をタクシー業界側はどう受け止めるんだろうなということに注目したいなと思います」と自身の考えを述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c91032cfc8f196c78adb5...
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