メンバー激減で「解散説」も飛び交うAKB48。全盛期には、選抜メンバーやセンターを決める「選抜総選挙」の開票が毎年のようにテレビ番組で生中継され、
シングル曲は軒並みミリオンセラーを達成するなど、国民的アイドルグループとして大きな存在感を放っていた。
そんなAKB48グループの黄金期を知る40代の元スタッフA氏はこう振り返る。「あれだけの大所帯でしたから、性格が合わないメンバー同士もいましたよ」特に、AKBの象徴ともいえる前田敦子には手を焼いたそうだ。
「前田は、自分でも『ジャイアンみたいな性格』と言っていましたからね(笑)。とにかく気が強くて頑固で女王様気質。
周囲からチヤホヤされて、ようやく『仕方ないなあ』といった感じで動くタイプでした。たとえ相手が幹部クラスのスタッフでも、気に食わないと挨拶もせず、無視するほどの〝武闘派〟でしたから」
当の前田も、あるイベントでメンバー同士の仲について、こう語っていた。「ぶつかったり、揉めたりもしましたけど、ちょっとしたすれ違いで。根っこには絆があって、今も会うと安心するのが元メンバー。
みんな仲良かったので。よく『ウソだろ?』って言われたりもするんですけど、女性だけだといい感じの距離感が作れるんです」
そんな前田が仲の良かったメンバーとして名前を挙げていたのは板野友美だった。「見た目とか、性格とかは全然違うのに(年齢や生年月日など)すべてが近かった。今も一番仲が良いメンバー。
ともは正面から『それって違くない?』って言ってくれる子だったので、その分すごく仲が良くなっていくんですよね。ともと、すごく青春したなって思います」
A氏も、「板野はギャルイメージもあって生意気そうに見られがちですが、意外といいヤツでしたよ」と評した上で、こう付け加えた。
「ただ気分の波があり、機嫌が悪い時はあからさまに態度に出るので、なるべく近寄らないようにしていましたけど(笑)」
同様に、小嶋陽菜は仕事の内容によって態度が全然違ったという。
「自分が好きなファッション関係の仕事だとノリノリですけど、興味のないオヤジ向けの週刊誌のインタビューなんかだとあからさまにやる気のなさを出していましたね」
「総選挙」で史上初の3連覇を成し遂げた指原莉乃も、マスコミ対応は厳しかった。
神7以外のセンター経験者も個性派揃いだった。
島崎遥香はイメージそのままの天然タイプ。A氏は〝塩対応〟された記憶はないとしながらも「イイ子だなと思った瞬間もありません」と苦笑する。
最後に、一番印象に残っているメンバーを聞いてみると…。
「AKB48時代におバカキャラでブレークして今や朝ドラ女優となった川栄李奈ですかね。彼女は当時から挨拶も会話もきちんとできましたし、おバカは〝偽装〟だったと思います」
〝クセがスゴい人材〟の宝庫だったからこそ、アイドルグループの頂点に君臨できたのだろう。
https://weekly-jitsuwa.jp/archives/13793...
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