作家の乙武洋匡氏(48)は8日、東京都江東区で会見し、16日に告示される衆院東京15区補選(4月28日投開票)に、無所属で出馬することを、正式に表明した。
その中で、過去に週刊誌に報じられた女性関係についても触れ、あらためて謝罪したが、その一方、一部で「5股」だったと報じられていることに苦言を呈した。
乙武氏は2016年7月の参院選に自民党から出馬予定だったが、「週刊新潮」に女性問題を報じられ、出馬断念に追い込まれた。当時の問題をめぐり、公明党が支援に慎重な姿勢を示すなど、少なからず影響が出ている。
乙武氏は出馬表明の中で「8年前の私の私生活における出来事を恥じており、深く反省している」とした上で
「多くの方の信頼を失い、仕事も失った。ご迷惑をおかけしたことをあらためて深くおわびしたい。あの8年前を機に、私の人生は大きく変わった」と述べ、現在はヘルパーの支援を受けながら1人暮らしをしていることを明かした。
乙武氏は「過去は変えられない。私自身が8年前にしたことは事実だが…」とした上で
「最近そのことを『5股』と書かれているが、15年の結婚生活の中で(不倫相手が)5人ということで、『5人同時』ではないです」と、説明する場面もあった。
その上で、過去の女性問題について「隠すことも、ごまかすこともない。そのことを問われれば『申し訳ありませんでした』というのみです」と答えた。
同補選は、昨年の江東区長選をめぐる公選法違反事件で柿沢未途氏(自民党離党)が辞職したのに伴い、行われる。
乙武氏は、小池百合子東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出に向け設立した「ファーストの会」からの出馬を、小池氏に打診され、受諾する意思を伝えていた。
同補選には、立憲民主党の酒井菜摘氏(37)、共産党の小堤東氏(34)、日本維新の会の金沢結衣氏(33)、参政党の吉川里奈氏(36)、日本保守党の飯山陽氏(48)、無所属の秋元司氏(52)のほか、
参院議員の須藤元気氏(46)が無所属での立候補を表明している。候補者乱立で激戦になるとみられている。
著書「五体不満足」で知られる乙武氏は、「未来をつくる政治塾」も主宰。過去にも国政に挑戦した経緯がある。
2016年7月の参院選に自民党から出馬予定だったが、「週刊新潮」に女性問題を報じられ、断念した。2022年7月の参院選は東京選挙区に無所属で出馬し、落選した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/62438cee9841bce12608a...
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