体験型デジタルアート施設「チームラボ」で、スカートをはいた女性の下着を撮影した画像がSNS上に出回っている。
施設側もスカートの客にはハーフパンツなどを貸し出すなど対策しているが、過去には撮影を疑われた客を警察に引き渡したこともあったという。
チームラボは取材に「同じような被害に遭われる方がおられぬよう最大限の努力をしてまいります」との考えを示した。
「チームラボが合法でjkパンチラ見れる場所と分かってからおじさんが集結してるらしい、、」
3月から、あるアカウントがX(旧ツイッター)上でこのように記載して、女性の下着が床面の鏡に映る画像をアップしていた。
その後、アカウントは凍結されて投稿は閲覧できなくなったが、インターネットやSNSでは同様の指摘とともに、チームラボで撮影されたとみられる女性の下着が映った画像が多数確認できる状況だ。
先日、東京都港区に開業した麻布台ヒルズを含めて、チームラボの展示は国内外で展開されている。
公式サイトでは、「床が鏡面になっている場所がございます」として、下着の映り込みについて注意喚起する。
・スカートや裾の広いズボンなどの場合、下着が映り込む可能性がございます。
・無料でご利用いただけるハーフパンツを用意しておりますので、ご希望の際には館 内スタッフにお声がけください。サイズはXS~6Lまでございます。ハーフパンツはお 帰りの際にご返却下さい。
参加したという人も「チームラボ夏に行ったけど、マジでスカートの人全員パンツ見えてるからスカート履くな」とXに投稿している。
SNS上で指摘されているような「下着の映り込み」について、チームラボはどのように対応しているのだろうか。
チームラボの広報は3月14日、弁護士ドットコムニュースの取材に回答した。過去には客が被害を訴えたことで、撮影したと思われる客を警察に引き渡したという。
――現場ではどのような注意喚起や対策を実施しているのでしょうか
チームラボプラネッツ(※編注:江東区豊洲の施設)では、床が鏡面になっているためスカートの方は下着が映る可能性があることは、ウェブサイトに注意事項として掲示し、
また入館の際の映像で全てのお客様に注意喚起しております。その上で希望される方に無料のハーフパンツの貸し出しを行なっております。
チームラボボーダレス(※編注:麻布台ヒルズの施設)では、同じくウェブで注意喚起と対策を記載した上で、映り込みの可能性がある床が鏡面エリアになっている作品の前では、腰布の貸出を行っております。
――スカート姿の来場者の下着を撮影しようとする人を見つけた場合、どのように対応しているでしょうか
過去に数件、被害者と思われる方のお申し出に則り警察へ対応を依頼し、案件の引渡しをしております。
作品内の鏡は、お客様が身体ごと巨大な作品に没入し、作品との境界も曖昧となり、身体も作品と連続的になるように、との表現上の意図を込めたものです。
いち早く本件のような意図せぬ事態が収束し、同じような被害に遭われる方がおられぬよう最大限の努力をしてまいります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6604d14ad1a2d5d3eeb55...
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