元楽天の安楽智大投手(27)が5日、メキシカンリーグの強豪メキシコシティ・レッドデビルズと契約したことを発表した。
レッドデビルズは23日(日本時間24日)、安楽がキャンプに招待選手として参加すると公式SNSで伝えていた。同球団はメキシカンリーグで最多優勝を誇る強豪チームで、ソフトバンクの守護神オスナも在籍していた。
安楽は「このたび、私、安樂智大はメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと契約いたしました」と代理人を通じて文書で契約を発表。
続けて「昨年、私が同僚選手にした行為につきまして、当該選手、楽天球団、チームメイト、そして何よりも応援してくださった野球ファンのみなさまに多大なご迷惑をおかけしたこと、
そして失望させてしまったことをこの場を借りてあらためてお詫び申し上げます」と改めて昨年のパワハラ行為について謝罪の言葉を記した。
さらに「私は、当該選手を含め後輩のことが大好きで、決して後輩選手をいじめようと思ってしたことは一度もありませんでした。
私なりのコミュニケーションのつもりでやっていたことでしたが、受け取る側の気持ちを十分に考えられておらず、私の行動が誤っていたこと、私の認識が甘かったことを痛感しております」と当時の思いをつづり
「私自身、もう野球を続けるべきではないとも考えましたが、周囲の方々から絶対野球を辞めないでほしいと励ましていただきました。
また、多くのファンのみなさまからも、このような私に対して“もう一度頑張れ、応援している”と言っていただきました」と解雇以降の葛藤や、周囲の応援の声に対する思いを明かした。
そして、悩んだ末に「そして、このたびメキシコシティ・レッドデビルズにて野球をする機会をいただけたこと、これらのことすべてに感謝し、
もう一度真摯に野球と向き合い、皆様にまた応援していただけるよう、全力で精進してまいります」と新天地での再起を誓った。
最後に「報道されている内容につきまして、真実と異なる点がいくつかあります。
真実と異なる内容や憶測に基づいて、私の家族や身内に対する嫌がらせ、誹謗中傷等はどうかやめていただきますようお願いいたします 2024年3月5日 安樂 智大」と呼び掛けた。
安楽は昨年11月、後輩選手へのパワーハラスメント(パワハラ)疑惑が表面化。調査した球団が事実認定し、12月1日に公示された保留選手名簿から外れ、事実上の解雇となっていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea0daba7173dd83e1cb51...
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