1990年代からバラエティ界の中心に君臨してきたダウンタウンの松本人志(60)。だが、「週刊文春」が報じた女性への性加害問題で活動を休止し、お笑い界の“王”の座は、現在空位となっている。
松本不在となったテレビ番組は、総集編や緊急生放送で乗り切るなど、苦肉の策を強いられているが、この状態を長く続けるわけにはいかない。
「吉本は、ポスト松本の穴を早く埋めたいはず」と語るのは、芸能評論家の三杉武氏だ。
「松本のポジションが空いたことで、吉本は売り上げ的にもかなりダメージを負っています。自社の芸人の枠を維持したまま世代交代させたいのが、正直なところでしょう」
だが、そううまくはいかないのが、テレビ業界だ。広告代理店関係者が語る。
本誌は、その「ポスト松本アンケート」の結果を独自入手。そこからは、テレビ業界で急加速する“脱・吉本”の動きが浮き彫りになった――。
1位に選ばれたのは、マセキ芸能社所属・バカリズムだ。3日に放送された『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)では、松本の代わりに「チェアマン代理」を務めた。
「今起用するなら、いかにも松本にかわいがられていた芸人より、『ダウンタウンと適度な距離を保ったタレント』のほうがいい」
「ほかの芸人からリスペクトされるセンスの持ち主です。先輩芸人でもイジれるので、番組を問わず使いやすい」(テレビ局プロデューサー・以下同)。
2位の劇団ひとりも、太田プロ所属で“脱・吉本”組だ。「個性派だが、かといって“尖りすぎていない”ので、番組のイメージを崩さずに引き継いでくれそう」
「基本的にイジられキャラなので、強烈なツッコミが持ち味の浜田との相性はよさそう。ダウンタウンがコンビで司会をしていた番組で使ってみたい」。
3位で、やっと吉本芸人の今田耕司がランクインした。ダウンタウンとは40年近くのつき合いだ。「浜田と幾度となく共演しており、安定している」「ピンでも司会ができるという意味で、重宝されそう」。
4位はサバンナの高橋茂雄。「今の芸能界で『太鼓持ち』をやらせたら一番だと思う」「相手を立てるだけでなくうまく話を引き出すし、番組を成立させる力量がある」。
5位は“ソニー芸人”からバイきんぐの小峠英二。テレビマンからは、「中堅芸人にしてはギャラが安い」「浜田にツッコまれて右往左往する様子が目に浮かぶ」というコメントが寄せられた。
前出・三杉氏も、「ダウンタウンとの共演も多数あり、浜田との相性はいいと思います。ツッコミの能力が高いので、場を回すのもうまい」と太鼓判を押す。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5ee29885c4ef37100320...
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