「今年、オリンピックイヤーですけれども、日本の陸上の強化に箱根駅伝っていうのは役立ってる?」
「オリンピックのために、学生は箱根駅伝を走っているわけではない!」
これはお笑いコンビ、サバンナの高橋茂雄と、青山学院大学陸上競技部・原晋監督のやり取りだ。YouTubeチャンネル〈ABEMAニュース【公式】〉(1月21日)で熱く語る原監督は、
今年の箱根駅伝で2年ぶり7度目の総合優勝を果たしている。原監督の熱弁は続く。
「そもそもオリンピックに興味ある…と表現したらいいかな、日本人ぐらいなんです、実は冷静に考えると。オリンピックにこれほど価値を見出してるのは日本人ですよ。
アメリカなんか行ったら、アメフトとかバスケットがあるわけであって。今回優勝して、終わった後の記者会見、オリンピック級の記者会見ですよ。
50、60社どころじゃないかな、100社ぐらいですかね、多くの記者さんから注目を浴びてるわけですよ。別にオリンピックは関係ないじゃないですか。
箱根駅伝がそれだけのスーパーコンテンツで、日本独自の文化になってるわけだから、そこでチャレンジしたければチャレンジする。終わりたければ、そこで終わればいいことなんですよ。
オリンピックに紐づけしようとすることそのものが、まだまだ発展途上の国だなぁと思うんですよ」
第100回大会が放送された今年の箱根駅伝の世帯視聴率は、1月2日の往路が26.1%、3日の復路が28.3%。毎年30%前後の高視聴率を記録している。
箱根駅伝に関連しては「燃え尽き症候群」なる言葉が聞かれ、だからオリンピックで活躍するマラソンランナーが現れないのだとされるが、
日本独自のスポーツ文化である駅伝の価値を、日本人はもっと誇ってもいいのではないか。
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