NHK「ニュースウオッチ9」のキャスターを務めていた青井実アナウンサー(43)が、上司に報告せずに副業の役員報酬を得ていたことから、
昨年12月に就業規則の服務規定に反していたとして同局から厳重注意を受けていたことが23日、分かった。青井アナは近く退局し、フリーアナに転身する意向。今月18日には「ニュースウオッチ9」を突如降板している。
本紙の取材では、青井アナは、父親や姉ら親族が経営する計4社の役員になっていた。うち3社は無報酬だったが、1社から役員報酬を受けていた。NHKの服務準則では、副業には上司の許可が必要となっている。
他業務の報酬を得ていたことが分かったのは昨年11月。NHKが本人に事情を聴いたところ、報告義務を知らなかったことなど意図的ではなかったこともあり、口頭での厳重注意で終わった。
このため「ニュースウオッチ9」への出演はそのまま年明けも続いていた。
祖父が丸井創業者という経営者一族。慶大時代から同族経営会社の役員となっており、
事情を知るNHK関係者は「家業であり、副業という意識がなかったため、上司への報告に考えが及んでいなかったようだ」と話している。青井アナは1社から得ていた役員報酬をすでに全額返金している。
気になるのは、青井アナの退局・降板との関係性。本紙の取材では「退職は昨年夏ごろから出ていた話。
40歳を過ぎた年齢を考え、新たな道を模索して周囲の人に相談していたことからも時期的には無関係だと思います」(NHK関係者)
降板については、青井アナから申し入れたもので「一部報道で退職と他局番組への移籍が報じられ、退職届がまだ受理されていない段階だったことから局に迷惑をかけたと思い、申し出たようです」(同関係者)という。
青井アナは安定感のあるアナウンス力と、相手の魅力を引き出すインタビューで定評がある。
4月からフジテレビ夕方の報道番組「Live News イット!」のメインキャスターに就任する方向で調整が進められているが、果たしてどうなるのか行方が注目される。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/01/24/...
返信する