日本テレビ藤井貴彦アナウンサー(52)が今春で同局を退社し、フリーアナウンサーへ転身することが17日、分かった。
4月から担当する「news zero」(月~木曜午後11時、金曜午後11時半)はフリーの立場で出演する見込みとなる。夕方の帯ニュース番組「news every.」(月曜~金曜午後3時50分)
メインキャスターを務める同局のエースアナが、入社30年の節目に大きな決断。NHKを退職することが判明した青井実アナウンサー(43)に続き、男性アナウンサー界は激動の春となりそうだ。
藤井アナは94年の入社以来、ニュースやスポーツ、バラエティーと幅広く現場で経験を積み、結果を残してきた。
同期には11年春にフリーに転身した羽鳥慎一アナ(52)らがおり、さらなる活躍の場を求め、熟考の末に退社へと気持ちが動いたという。日本テレビは取材に対し「人事についてはお答えしておりません」とした。
現在出演中の「news every.」は3月末での卒業がすでに発表済み。同時に4月から有働由美子アナ(54)の後任として「news zero」のメインキャスターを務めることも明かされており、
フリー転身後の初仕事も同局からとなることが濃厚だ。昨年12月の発表時には「私にとっては驚きの移籍で、不安もありますが、歴史ある番組を任せてもらえることを力に変えて前進してまいります」と意気込みを語っていた。
名実ともにエースアナ。特に22年3月に桝太一アナ(42)が退社して以降は、同局の象徴的存在として活躍してきた。昨年末にオリコンが発表した好きな男性アナウンサーランキングでは21年以来2度目の1位を獲得。
安定感ある原稿読みをはじめ、災害時など有事の際にみせる熱意あるメッセージが度々話題となっていた。
国民がコロナ禍で苦しんでいた20年には「news every.」内で「感染者数に一喜一憂しないでください。この数字は2週間前の結果です。私たちは2週間後の未来は変えることができます」と呼びかけ。
21年の東京五輪開会式前には「感染拡大が不安でしょうか。大会前のトラブルに怒りを感じているでしょうか。せっかくやるなら応援しましょうというつもりはありません。
ただ、この大会に純粋な思いを、努力を注ぎ込んできた人がいます。その人たちへのリスペクトだけは忘れたくありません。大変残念ですが、離れたところから一生懸命応援します。このあと開会式です」と語りかけ、視聴者の心をとらえた。
すでに周囲の関係者らへの報告も始めており、着々と準備を進めている。その実力と人柄で「キャプテン」と愛された男の転身。
NHKの看板番組「ニュースウオッチ9」(月~金曜午後9時)を22年4月から背負ってきた青井アナもフリーとなり、
4月からフジテレビ系の報道番組「Live Newsイット!」(月~金曜、午後3時45分)のキャスターに就任する方向で、春は「男性アナ」の勢力図が一変しそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bfa509652fc31f14eb94...
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