4.デマを拡散させる
地震発生の翌日、あの鳩山由紀夫元首相が「志賀原発で火災が起きた」と投稿。
もちろんデマだったんですが、それが誤りだと指摘されても「実際に火災があったかも、怪しい」
と応じず。
まあいつも通りの鳩山氏ですが、震災時に許される行為ではありません。
また今回は、閲覧数稼ぎの「救助を要請するニセ投稿」も多数確認されました。
その投稿のせいで現場に負荷が生じ、救助できたはずの命が救えなくなるかもって、
ちょっとは想像できないんですかね?
デマ拡散については、内閣府の公式アカウントが「流言は智者に止まる」と、
珍しくかなり強めの表現で批判しています。
「無能はデマを拡散させるが、有能は拡散を食い止める」という意味だそうです。
良い言葉ですね。
5.素人が思い付きで騒ぐ
ある著名人が、災害現場でホワイトボードが使われているのを見て「なんてアナログな」とSNSで批判、
話題となりました。
ちなみに停電リスクや情報の一覧性観点で見ても、ホワイトボードはかなり適切なツールです。
また「なぜ救援物資を空中投下しないんだ」(答:危険かつ量が運べないから)と騒ぐ記者や
「熊本地震より自衛隊の派遣人数が少ないじゃないか」(答:地形・状況が決定的に違うから)
という活動家なども。
過去の知見に基づき黙々と災害対応を進めている最前線の人たちを思えば、
素人が思い付きで騒ぐ行為がどれだけ滑稽で邪魔なのか、お判り頂けるでしょう。
……これ全部、大人がやっているんですよ。
「声のデカい、行動力あるおバカさん」が現場の足を引っ張る姿、子供たちにはとても見せられません。
では、私たちはこの状況で何をすべきか。
大災害は私たちの日常、普通の日々を根こそぎ奪おうとします。
直接被害に遭っていなくても、楽しいことや嬉しいことに、何となく後ろめたさを感じてしまう。
でもそれが経済活動を縮小させ、結果的に復興を遅らせるのです。
いま大切なのは、真っ当でメジャーで、偏りのない団体に募金し、被災地を思う気持ちを忘れず、
そして「普通に過ごせる人は普通に過ごす」ことです。
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