次の首相候補がいないのならば、われわれが考えようではないか。有権者1000人の男女に聞いた次の首相になってほしい人は?
「保守系が主流であるべき」(長野県・62歳・男性)、「女性が総理大臣になってほしいけど、誰もいないから消去法で」(東京都・42歳・女性)
保守派の支持を集めたのは3位にランクインした高市早苗。奈良県生まれで松下政経塾5期生の彼女。
「派閥政治に逆風が吹いている中、無派閥の高市さんは人気の追い風になっているのではないか」(政治ジャーナリスト)
ゴリゴリの安倍派だと思ったけれど……。
「そろそろ一度首相をやってみてほしい」(広島県・55歳・男性)、「この方が首相になったらどうなるのか想像がつかないから」(埼玉県・49歳・女性)
「防衛の面においてプロフェッショナルだと思うから今の時代に必要なのではないか」(鳥取県・54歳・女性)
唯一、3桁の票数を獲得したのは2位の石破茂・自民党元幹事長。
父の死を受けて'86年、国政に転じた石破氏。「国防がライフワーク」という言葉どおり、外交や安全保障に関する政策通として知られている。長い間、首相待望論が囁かれ続けているが、
「党内での人望があまりないんですよね。それが逆に言えば派閥政治に関与していないというイメージで、国民からの評価につながっているのですが」(前出・記者)
党内での冷ややかな声とは逆に国民からの支持はヒートアップしている。
リーダー不在は続くのか?
そして最も票数を集めた1位は「ふさわしい人がいない」だった。有権者の声を聞いてみると、
「残念だけど本当に誰もいない。自民党は嫌だけど野党はもっとひどい」(福岡県・62歳・女性)
「立憲民主党内閣なんてありえない。旧民主党のひどい政治が思い浮かぶ。まずは、まともな野党が欲しい」(山梨県・46歳・男性)「今いる議員で信頼できる人がいない」(栃木県・36歳・男性)
「政治不信。政治家不信。ニューリーダーを期待している。とりあえず大阪万博は中止してほしい」(大阪府・41歳・女性)
ジャーナリストの当山みどりさんは、「与党と野党があって政治は成り立つものですが、今は実質、野党が存在していないようなもの。
政権与党の支持が落ちていると野党党首の人気が上がるものですが、立憲民主党党首の泉健太さんが街を歩いていても顔がわかる人は少ないのでは。
2位の石破さんもピークは10年前くらいだと思います。アンケート結果を見ても政治不信とリーダー不在を強く感じました」 強い信念を持ったリーダーの登場に期待したい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/69bfa88d102ca1e57110f...
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