X JAPANのYOSHIKI(年齢非公表)が9日(日本時間10日)、米ロサンゼルス・ハリウッドにある映画館「TCLチャイニーズ・シアター」前の広場で刻まれた手形・足形の完成をお披露目するセレモニーに出席。
スピーチでは能登半島被災者への支援として、愛用のクリスタルピアノをチャリティーオークションにかけ、売上全額を寄付することを明らかにした。
YOSHIKIは昨年9月、日本人として初めて同所で手形・足形を刻印。同劇場約100年の歴史の中で、名誉ある賞を受賞した約300人のアーティストの1人となった。
その後、「YOSHIKI CLASSICAL 10th Anniversary World Tour with Orchestra 2023 ‘REQUIEM’(レクイエム)」として、
10月13日に英国のロイヤルアルバートホール、同20日に米国ドルビーシアター、同28日に米カーネギーホールでコンサートを行った。歴史的な3会場すべてで公演を行ったのは日本人ではYOSHIKIが初めてだった。
歴史的公演を今は亡き父母、そしてX JAPANのメンバーだったHIDEとTAIJIにささげるため全力で駆け抜けたが、充実感に浸る間もなく、昨年10月29日に同じくメンバーだったHEATHさんが死去。
さらに11月には、長年にわたり米国での活動を支えてくれたマネジャーの訃報にも接した。「今でもどのように悲しみを乗り越えていいか分からない。
両親の息子として、X JAPANのリーダーとして、この痛みはどのようにして乗り越えていいか分かりません」と涙ぐんだ。
つらい思いは年が明けても続く。「1月1日にまた、さらに悲しいニュースが舞い込みました。能登半島地震のニュースを受け、私自身も非常に心を痛めています」と沈痛な表情。
今月4日には地震の被災地支援のため、自身が運営する米国非営利公益法人501(c)(3)「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、
1,000万円を日本赤十字社に寄付したと自身のPR事務局を通じて発表したが、継続的に支援していくことを胸に誓った。
「このイベントを機会に、何かお返しがしたいと思っています。本日、決めたのですが、自分自身のクリスタルピアノを寄付することに決めました。これを機に、能登半島地震の被災者の方に役立てて欲しいと思います」
悲しみは胸から消えることはない。それでも「自分の手形を取ったこの手は、時々弱くもあり、時々力強くもあります。
私の心もそうです。私のファンが常に自分を支えてくれているからこそ、私は毎日をこうして生きていられるのです」と力強く前を向いた。
「皆さんここに来た時、ぜひ手形を合わせて、他の方々の手形も見て、空を見て、希望と夢を抱いて下さい。皆さんの愛する人も空の上から皆さんを見ています。
美しい瞬間をいただきありがとう。皆さん愛しています」とスピーチを締めくくった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d27c754f2e5d5448c4d53...
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