著書「年収300万円時代を生き抜く経済学」で知られる、独協大教授で経済アナリストの“モリタク”こと森永卓郎氏(66)が、
ステージ4の膵臓(すいぞう)がんであることが27日、分かった。この日、森永氏がレギュラー出演する、ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」(月~木曜午前8時)に出演して明かした。
森永氏は「11月に人間ドックを受けて、影がありました。結論から言うと膵臓がんで、ステージ4です。今日から抗がん剤治療を受けます。
当面は普通に仕事をします。先行きが分からないので、新規の仕事はご迷惑をかけちゃうかもしれないのでやりません」と通院しながら、抗がん剤治療を受けることを明かした。
月~水曜のレギュラーコメンテーターを務める同番組出演は、この日で年内最後だが、来年以降について「仕事だと思ってないので続けます(笑い)。97%の確率でハゲますが、元々ハゲてるので大丈夫。
基本的には闘いますので。岸田政権とも戦い“増税クソめがね”でテレビを降ろされているので。今のところ全然大丈夫。(抗がん剤注入のために体に)ポートを埋め込んでいるので、サイボーグになった気持ち」と笑った。
パーソナリティーの垣花正(51)は「ネットニュースになったり、心配もあるでしょうが、この番組を聞いていれば、元気にしてるかもしれない。
同じ病気の人に励みになれば」。アシスタントの那須恵理子(72)は「同じ病気の人もいますし」と話した。
垣花が「森永さんを励ますために“モリタク歌謡祭”をやる計画がある」と話すと、
森永氏は「昨日、ヒガシが引退した」と年内で芸能活動から引退するSMILE-UP.(元ジャニーズ事務所)のラストステージを挙げて「取りあえずは(少年隊の)『仮面舞踏会』から」と“ポスト東山紀之”に名乗りを上げた。
森永氏は東京生まれで、1980年(昭55)に東大経済学部を卒業して日本専売公社に入社。
その後、三井情報総研、三和総研などをへて、06年(平18)に独協大教授に就任。経済アナリストの肩書で、安倍晋三総理のアベノミクスを“弱者切り捨て”と批判。
03年に出版した「年収300万円時代を生き抜く経済学給料半減が現実化する社会で『豊かな』ライフ・スタイルを確立する!」は200万部以上のベストセラーになり、森永氏は5億円以上の印税を手に入れたと言われる。
テレビ、ラジオで政府の経済政策を厳しく批判、難しい経済問題をやさしく解説する一方で、ツッコミどころ満載の愛嬌(あいきょう)たっぷりのキャラクターで、お茶の間にも“モリタク”の愛称で親しまれている。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/20231227000...
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