新日本プロレスは23日付けで、団体をエースとしてけん引する棚橋弘至(46)が新社長に就任することを発表した。
同団体は22日の後楽園ホール大会で2023年の興行がすべて終了したが、翌日にまさかの電撃発表が待っていた。
臨時株主総会・取締役会で経営体制の変更が決定。20年10月から就任していた大張高己高社長が退任し、何と棚橋が同社の第11代社長に就任することとなったのだ。
棚橋は立命館大学卒業後の1999年4月に新日本に入門し、同10月にデビュー。
中邑真輔(現WWE)、柴田勝頼と「新・闘魂三銃士」と称され若くしてトップ選手として活躍。06年にはIWGPヘビー級王座を初戴冠し、以降は団体をエースとして盛り立てた。
「愛してま~す!」のマイクパフォーマンスを代名詞に日本全国で熱心なファンサービスを行い、2000年代前半には倒産危機も迎えた団体を「暗黒時代」から再建する立役者となった。
東京スポーツ新聞社制定のプロレス大賞でも歴代3位タイとなる4回のMVPを受賞するなど、誰もが認めるプロレス界の顔だ。
近年のプロレス界ではかつてのように、レスラーが社長を務めるケースが激減。経営は〝背広組〟に任せるのが主流となっていた。
しかし棚橋は現在も団体の王座戦線で活躍しており、オカダ・カズチカ、石井智宏とNEVER無差別級6人タッグ王座を保持。
来年1月4日東京ドーム大会ではザック・セイバーJr.の持つNJPW WORLD TV王座への挑戦を控えている。
選手兼社長を務めることとなり、これは初代から3代目社長までのアントニオ猪木、坂口征二、藤波辰爾に続く史上4人目。藤波が退任した2004年6月以来、実に19年半ぶりの誕生となった。
棚橋は26日に新社長就任の記者会見に出席する。新日本プロレスの〝エース兼社長〟が、団体にどのような変革をもたらすのか。その手腕に大きな注目が集まりそうだ。
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