加藤シゲアキ『なれのはて』が直木賞にノミネート
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0c480668bc9199a3331c... 第170回芥川龍之介賞、直木三十五賞の候補作が発表。講談社から、芥川賞に小砂川チト『猿の戴冠式』が、
直木賞に加藤シゲアキ『なれのはて』の2作品がノミネートされた。
【第170回直木賞】
加藤シゲアキ 『なれのはて』(2023年10月25日講談社刊)
<あらすじ>
テレビ局員の守谷京斗は不本意ながら異動したイベント事業部で、不思議な古い絵に出会う。
同僚の吾妻李久美とともにその絵を使った“たった一枚の展覧会”を実施しようと試みるものの、
許可を得ようにも作者も来歴もわからない。裏に書かれた“イサム・イノマタ”という署名を手がかりに
絵の正体を調べていくと、秋田のある一族の秘密に辿り着く。そして1945年8月15日未明に起きた
“最後の空襲”の土崎空襲。現代まで続く戦争の傷跡を紐解きながら、一枚の絵と人間の宿命を
描くミステリ。
【第170回芥川賞】
小砂川チト 『猿の戴冠式』(『群像』2023年12月号掲載/2024年1月19日発売予定)
<あらすじ>
ある事件以降、引きこもっていたしふみはテレビのなかに“おねえちゃん”を見つけ動植物園へ。
言葉を機械学習させられた類人猿ボノボ“シネノ”と邂逅し、魂をシンクロさせ交歓していく――
“わたしたちには、わたしたちだけに通じる最強のおまじないがある”。
なお、第170回芥川賞・直木賞選考会は、2024年1月17日16時より、築地・新喜楽で行われる。
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