>>56 シュワちゃんの現役ビルダー時代の写真を見ると、妙に身体が細い時があって不思議に思っていたのだが、
調べてみると、どうやら当時はオフにはトレーニングしてなかったらしい。
で、コンテストが近づいて筋トレを再開すると、ヘビーウエイトトレーニングに加えて、ステロイドと
マッスルメモリーの相乗効果で急激にバルクアップして、コンテスト用の身体を作り上げていたとか。
スタローンにしても、撮影が無い時には筋トレしていないのであれば、当然、筋肉は委縮している。
そこから撮影に向けて筋トレを開始すれば、短期間で元の筋肉量に「戻す」ことができるだろう。
これは「マッスルメモリー(筋肉の記憶」」と呼ばれる現象で、新たに筋肉を付けるには時間がかかるが、
一度到達したことがあるレベルまでは比較的短期間で戻すことができる。
たとえば、トレーニング開始前に上腕囲30cmだった人が、薬物を使用せずに45cmにするには長い時間がかかるが、
一度でも45cmになったことがある人は、何らかの事情でトレーニングを中断して30cmまで萎んだとしても、
トレーニングを再開すれば短期間で45cmまで戻すことができる。
しかし、そこから脂肪込みでなく純粋な筋肉で上腕囲を1cmでも増やすことは、殊にベテランになればなる程、
非常に難しい。
筋トレを始めたばかりの頃は、筋肉がトレーニングの刺激に慣れておらず新鮮な刺激を得られることもあって、
確かに短期間で一気に筋量が増える(「初心者ボーナス」と呼ばれる)。
しかし、トレーニング暦が長くなればなる程、筋肉は刺激に慣れ、各々が遺伝的に到達できる筋量の限界値にも
近付くので、発達度合は限りなく緩やかになって行く。
ベテラン・トレーニーになれば、どんなにハードにトレーニングして食事や休養にも気を配ったとしても、
1年で1キロも増えれば御の字だ。
ミス・オリンピアで6連覇したコリー・エヴァーソンも、オフには高カロリーを摂取しながらの
ハードトレーニングに加えて、ステロイドも使っていたにもかかわらず、仕上がり体重は毎年同じで、
1キロも増えなかったらしい。
それでも、ボディビル雑誌の記者などから「去年より大きくなりましたね」と言われたりしてしまうので、
仕方なく「ええ、筋肉が2キロ増えました」等と適当に答えていたとか。
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