オードリー春日が動物園への謝罪で株を上げた訳
https://toyokeizai.net/articles/-/66472... 4日、栃木県の那須どうぶつ王国が公式ホームページに、
「日本テレビ『スッキリ』生中継に関する経緯について」と掲げた文章を公開。
3月24日に生放送された「スッキリ」(日本テレビ系)で、オードリー・春日俊彰さんが
ペンギンのいる池へ落下した件について、その後の状況を説明しました。
くすぶっていたのが、「なぜ張本人の春日は謝罪しないのか?」という批判の声。
しかし、4日に発表された那須どうぶつ王国の文章によって、この流れは一変。
「春日は謝罪しろ」の批判が、「さすが春日」の称賛にガラッと変わったのです。
その理由は多忙な春日さんがわずか2日後に那須どうぶつ王国を訪れて謝罪したことと、
「謝罪した」と自らアピールしなかったことの2点。「本当に謝罪すべきはペンギンと動物園であり、
世間に対してではない」「自ら『謝罪した』と明かすのは立場上おかしい」という常識的な思考と
行動が明らかになったことが大きかったのでしょう。
春日さんの行動が「世間に謝罪しろ」「記者会見を開け」という風潮に一石を投じたこと。
春日さんの行動が明らかになったことで、利害関係がほとんどないケースでは「世間への謝罪は不要」
「記者会見なんていらない」という普通のことに気づかされた人々が多かったのではないでしょうか。
ただ間違えてはいけないのは、春日さんの行動が“理想的な危機対応”というほどではなく、
“ごく普通の危機対応”に過ぎないこと。
そもそも、なぜ利害関係がほとんどない春日さんをあれほど批判したのか。
日ごろ動物愛護の活動をしているわけでもないのに、なぜ今回はそれを主張したのか。
それらを自省しないからこそ、こういうことが繰り返されているのではないでしょうか。
今回、那須どうぶつ王国が公表した文章には、「尚、当園は SNS 等で個人への誹謗中傷は望んでおりません」
というフレーズも書かれていました。被害者に当たる那須どうぶつ王国が個人への批判を求めていないことを
明言した以上、これ以降の厳しい声は単なるクレーマーに過ぎないでしょう。
今回の件に限らず「自分の言動はそんなクレーマーのようになっていないか」、
私たち一人ひとりが心がけていくべき時期なのかもしれません。
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