>>11 日本人は、欧米人と比べて白米のような精製炭水化物を主食にしても
太り難い体質なのですが、それは一概に「良い事」とは言えず、
また「白米が日本人の身体に合っている」からでもなく、
膵臓のインスリン分泌能が低い(欧米人の半分程度しかない)ために
「太れない」だけなんですよね。
つまり、重度の肥満になる前に糖尿病になってインスリンが出なくなり、
逆に痩せ始めるので、欧米人のような200kgや300kgという超肥満体には
「なりたくてもなれない」ということです。
なぜそうなるかと言えば、日本では欧米に比べて農耕の歴史がはるかに短かいので、
日本人の身体が、まだ穀物(糖質)の摂取にあまり適応できていないためです。
欧米人は糖質摂取への適応が進んでいるために、糖質を摂取して血糖値が上がると
インスリンがドバドバ出て、そのはたらきで血糖が中性脂肪に変換されるので、
速やかに血糖値を下げることができます。
(その代わり体内に中性脂肪がどんどん増えて太ってしまいます。)
一方、日本人は、膵臓が疲弊するほどフル稼働してもインスリンがあまり出ないので、
血糖が脂肪に変わり難い(つまり太り難い)代わりに、高血糖の状態が長く続いてしまい、
過負荷により膵臓が疲弊して壊れ、インスリンを分泌できなくなるので、容易に糖尿病を
発症してしまいます。
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