ロックシンガーの矢沢永吉(76)が15日放送のNHK「MUSIC SPECIAL 矢沢永吉 ヤザワ×イチロー~俺たちの失敗~」(後9・30)に出演。
35億円の借金を背負った過去を振り返った。
今回は、日米で野球殿堂入りしたイチロー氏と約20年ぶりの対談が実現。「俺たちの失敗」というテーマで語り合った。
その中で矢沢は「オーストラリアで僕は35億の負債…バカにもほどがあるようなことを自分がやっちゃったわけです」とある過去を切り出した。
デビュー以来、常に世界の舞台を見据えてきた矢沢は、31歳のときに単身で渡米し、世界水準のサウンドを追求。1997年にはロンドンでトップスターと肩を並べるまでに成長した。
順調に活動を続けていた1998年、オーストラリアに建設予定だったスタジオを巡って、身内による横領被害に遭う。結果、35億円という巨額の借金を背負うことになった。
当時を振り返り、「俺はもうダメだ、ダメだって…でも死ぬわけにはいかないから酒飲むだけ飲んで」と精神的に追い詰められていた日々を吐露。
それでも「本気で頑張ったら返せない数字じゃないんだと。“大変なお金だけど頑張ろうよ”って言われたときに“返せるかな?でもわかった、返すよ”って。そっちにまっしぐらに行った。
人生であんなことあっちゃいけない話。でも自分がまいた種」と現実を受け止め、立ち向かったという。
そして借金をすべて返済すると、「冗談抜きで世間の見る目が変わった。
“やるね~矢沢”って。だから失敗→やられた→それをうまく乗り越えたら、またいいことが待ってるかもしれない。その繰り返しなんですね」と感慨深い様子で人生観を語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c21799a2778106ba1413f...
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