ジャーナリスト田原総一朗氏(91)が28日放送のBS朝日「朝まで生テレビ」に出演。外国人差別を語る中で、発言をたしなめられる一幕があった。
番組後半で外国人政策について各党代表者が議論。参政党の安藤裕参院議員は「我々は外国人差別や排斥をしているわけでなくて、日本で働いてくれている外国人の方には感謝をしないといけない。
でも、少子化というものがきっかけで外国人労働者を入れるようになった。少子化の問題は自民党も取り組んできたと言っているけど、失敗しているわけです」と主張した。
その上で雇用の不安定化による少子化や労働力不足により「低賃金労働者が欲しいから、外国から連れてきた。これが今の外国人問題の根本」と指摘した。
ここで司会の田原氏は「一番の外国人問題の基本は、この番組に外国人が出ていない。こんなばかなことはない」と、外国人の意見の代弁者がいないことを問題視。
すると、日中ハーフで現役慶大生、ライターの白坂リサさんが挙手して「ハーフです。実の父親が中国人で、実の母親が日本人」と告白した。
白坂さんは続けて「昨今、中国人差別がひどいなと思っているんですよ」と訴え持論を展開。「というのも、SNSを始めてから日中ハーフということをプロフィルに書いたんですけど、
『中国に帰れ』とか、こうやってメディアに出ても必ず言われるんです。中国に帰れ、中国に帰れ、って」と語った。
それを聞いた田原氏は「どういう差別を受けるの?」と確認。白坂さんは「言葉による差別です」と返すと、田原氏は「『中国に帰れ』って言うだけなの?」と再質問した。
この返答に対し、社民党のラサール石井参院議員は「それ、ひどいことじゃないですか」と田原氏をたしなめるように一言。
白坂さんも「それ自体がありえない」と続けると、スタジオには「今回の選挙でそれを助長したというのはある」との声も飛んだ。
白坂さんは「今回の選挙で、『共生社会』とか、いわゆるきれいごとおっしゃいますけど、それが市民に下りていった時に差別意識というのが、第1次の感情としてわきあがってしまう」などと、
参政党の安藤氏を見ながら訴えた。
白坂さんは「2004年生まれ、Z世代の若手論客」と番組で紹介された。野党が「理念」が一致しないとして連立政権に難色を示す中、「理念」よりも、国民の生活や経済政策を重視するよう訴えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d143004881418a88bdf1...
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