西武や大リーグで活躍した松坂大輔氏が27日、大阪府豊中市で「松坂大輔 Baseball Academy presented by ソニー生命」を開催した。
約30人の小学生と触れ合った松坂氏は、問題視される野球人口の減少について「やっぱり実感する」と複雑な胸中を明かした。
かつて日本中を熱狂させた「平成の怪物」は約2時間にわたり、キャッチボールの重要性や自身が意識していたことなどを惜しげもなく伝授。
小学生と触れ合い「子どもの元気に大人が引っ張られました」と充実感を滲ませた。
子どものパワーに圧倒。「僕は体を動かすことが好きですし、野球人口の減少と言われる中で、少しでも野球を選んでくれる子供たちが増えてくれたら嬉しいなと思います。
とにかくスポーツをしてくれる、子どもたちを、数多く、僕をきっかけで増えたら嬉しいなと思っています」と切なる思いを述べた。
松坂氏の言葉にもあるように野球界は競技人口の低下に直面している。6月26日には日本高等学校野球連盟が、2025年度の加盟校部員数が昨年より1650人減少し、11年連続で減っていると発表した。
「(要因が)これです、とは言えないんですけどね。多分、野球に興味を持っていている子たちはたくさんいると思うんです。
でも、なかなか自分自身がプレーすることにつなげられないのかもしれないですよね。実際に高校野球は神奈川県も(横浜高時代の)僕らの時は200校を超えていましたけど、今は170ぐらいですか?
それだけ減っているので」
今夏の神奈川大会は前年から4校増えたとはいえ172校だった。
「減っているなって、やっぱり実感はするんですけど。もしかしたら減っていくのは止められないかもしれないです。
もちろん、増えるのが理想ですけど、こういう活動が、その減少するスピードを緩めるきっかけになったらいいなって思います」
8月31日にはバンテリンドームでイチロー氏らとともに女子高校野球選抜チームと真剣勝負に臨む。
「男の子、女の子関係なく野球をしてくれる。興味を持って、もっと増える人たちを増やしたいなと思いますね」
野球人気の一時代を支えた松坂氏は野球人口減少へ向け、48都道府県でのイベント実施も理想に掲げている。
個人でできることは限られているが、影響力の高い松坂氏は地道な活動を続け、野球界へ恩返ししていく。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cac73502a5975d0cea508...
返信する