ガンダム生みの親・富野由悠季氏「人は宇宙で暮らせない」


▼ページ最下部
001 2025/07/10(木) 09:13:05 ID:T5kvs2edXw
『機動戦士ガンダム』で知られるアニメーション映画監督の富野由悠季(よしゆき)氏(83)が8日、
東京都内で開催されている宇宙ビジネスに関するイベント「SPACETIDE 2025」で登壇した。
富野氏は「人類は宇宙では暮らせない」と述べ、自らがガンダムで描いた宇宙移民実現の可能性に否定的な見方を示した。
一方、「低軌道衛星まで人を運び、周回ツアーを行えばいい」と〝宇宙旅行〟を可能とするシステム構築を提案。外から地球を見ることで、「世界観が変わる」と強調した。

富野氏はイベントで宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授の稲谷芳文氏と対談。
司会者が「会場に集まった皆様には、子供の頃に富野監督が生み出したガンダムで描かれた『人が宇宙に進出している未来』に憧れて宇宙産業に情熱を燃やしている方が多い。
富野チルドレンと言っても過言ではない」と述べ、対談はスタートした。

しかし富野氏は冒頭から、「火星に移民しよう、と言っているおめでたい人たちというのは、宇宙空間の過酷さを理解していない。
また、宇宙との距離感を想像する能力を持っていない人たちの集まりだ」と厳しく指摘。宇宙ビジネス関係者らが集まった客席はざわついた。
「火星までロケットを飛ばしたら帰るときの燃料をどうするか。向こうに補給基地はないという事実を考えないで、人間を火星まで送り込もうと言うのは全部素人だ」と強調した。

富野氏はガンダムで、増え過ぎた人口の一部が地球から、宇宙空間に作られたスペースコロニーという施設に移住する世界を描いた。
だが、作品づくりのために登場人物の宇宙での移動や生活について約20年間かけて考えたところ、人は宇宙では暮らせないという結論に至ったという。
「この話はガンダムを作っているときには一度も発言ができなかった」と振り返り、会場を沸かせた。また、宇宙空間で人やモノを運ぶ「宇宙エレベーター」について、
アニメの中で描いた映像を見せ、「このエレベーターは1両編成ではなく5両編成。
このくらいの規模でないと物流というものを成立させることができないし、物流が成立しなくては社会生活はできない」と話した。

一方で富野氏は、移住とは異なる宇宙進出の必要性を説いた。「これからの10年で日本がやるべきことは、低軌道までお客さんを連れて来て、観光旅行できるようにすることではないか」と提案。
「観光だけではない。政治家や軍人、宗教者、科学者に低軌道衛星まで上ってもらって地球を見ていただきたい。間違いなく世界観が変わるはずだ」と述べた。
宇宙から見れば当然、地球に国境線はなく、実現すれば90分程度で1周できるため、「決して大きくない」ことが実感できるという。
「3日間くらい地球を観察して、機内で討論すれば大きな学びになるだろう」と持論を展開した。
そして、「子供たちにこの体験をさせてあげたい。そのためには決定的に安全なロケットをつくる必要がある」と話した。

https://www.sankei.com/article/20250709-55ZXLLL5E5BOV...

返信する

※省略されてます すべて表示...
020 2025/07/13(日) 07:59:54 ID:OSKRlYmcys
押井(守):富野さんのアニメは、延々としゃべっているからね。
   アクションしながら議論している。僕どころじゃないよ(笑)。
   「押井映画は台詞が多すぎる」ってしょっちゅう言われるけどさ、
   「だったら、なんで富野さんのことを誰も文句を言わないわけ?」って話だよね。

── 恨んでいるんですね(笑)。

押井:恨んでないよ。共感しているんだよ。僕は富野さんのことが好きなんだよ。
   実は宮さん(宮崎駿)も富野さんのことが大好きなんだよ。
   宮さん、よく富野さんに電話しておしゃべりしていたからね。
   宮さんと富野さんって実は仲良しなんだよ。

── ええっ!?

押井:これ、面白いでしょ? 宮さんは虫プロが大嫌いだから、
   出崎統さんとか『あしたのジョー』(70-71)とかが大嫌いなんだけど、
   虫プロ出身の富野さんのことだけは大好きだった。
   宮さんは苦労人が好きだし、富野さんが虫プロで苦労していたからという背景もあるんだろうけどさ。

押井:僕も宮さんも富野さんのことが大好きだけど、富野さんは自分を卑下しがちだよね。
   つくづく屈折している人だよ。

── といいますと?

押井:根性が曲がっているという表現は正しくないけど、富野さんは「アニメ屋ごときが」とか
   「自分は作家になれなかった人間ですから」とよく言うでしょ。
   「所詮はおもちゃ屋の宣伝映像を作っているだけですから」とかね。
   むかしはアニメーションという業界自体が社会の吹き溜まりではあったんだよ。
   挫折した人間が寄り集まって傷口を舐め合っている感じだった。
   そういう意識が横行していた時代だったし、富野さんはその意識をいまだに引きずっている人。
   僕がアニメ業界入りした頃もそうだったんだけど、僕はその自嘲的な意識がイヤでイヤで耐えられなかった。
   「なんでそんなコンプレックスを持たなきゃいけないんだろう?」と僕は思っていたし、いまもそう思っている。
   自分の仕事にもっと自信を持っていいはずだよ。
   う~ん。だから、富野さんのことは好きだけど、「会いたいか?」と言われると、微妙だね(笑)。
   会って、ケンカになったこともある。
   うちの姉ちゃん(最上和子)が2007年に上野の大ロボット博で舞踏をやったときに、富野さんが見に来てたんだよね。
   そのとき、ちょっと揉めてケンカになった。

── ええ!?

押井:本当にケンカになった。わめき合いに近かった。「うるさい!」とか言って。
   それでね、もう会うこともないかなと思っていたんだけど、
   しばらくしたら富野さんが後ろから近づいてきてね、
   「押井ちゃ~ん、さっきはゴメンねぇ」って抱きついてきた。

── 爆笑。

押井:猫なで声で(笑)。しょうがないので「もう分かったから。離してよ」って言って仲直りした。

返信する


▲ページ最上部

ログサイズ:16 KB 有効レス数:20 削除レス数:0





ニュースエンタメ掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

スレッドタイトル:ガンダム生みの親・富野由悠季氏「人は宇宙で暮らせない」

レス投稿

未ログイン (ログイン

↑画像ファイル(jpg,gif,png)