武士が刀をすぐ抜く、庶民を簡単に殺す「SHOGUN」が描く嘘の日本


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001 2024/09/24(火) 13:05:43 ID:SjVGuXCh1M
これは凄まじい快挙だと思います。映画のアカデミー賞、音楽のグラミー賞、演劇のトニー賞とならぶアメリカのエンターテインメント賞であるエミー賞で、
真田広之さんがプロデュース兼主演を務めた『SHOGUN 将軍』が、作品賞をはじめ18部門を制したのです。

私がいちばん気になったのは、あの時代の日本人がとても野蛮で、彼らを取り巻く環境がとても不潔に描かれていたことです。
『SHOGUN』では、武士がじつに簡単に庶民を殺します。刀を抜いては気まぐれで人の首を斬り、それが「不安定な時代」らしい描写だと評価されているようです。
でも、例外はあったにしても基本的には、武士は安易に庶民を斬ったり、漂着した人をむやみに虐待したりしませんでした。

とにかく、いろいろな場面で、武士が簡単に刀を抜きたがるのです。少しでも礼を失していると感じた瞬間、そこが天下人の城内であっても、みな一斉に刀を抜こうとします。
しかし、江戸時代ほどではないにせよ、この時代も、斬るほかに解決法がないという特殊なケースを除き、武士が実際に刀を抜くことは滅多にありませんでした。
ましてや、天下人の城内で刀を抜こうものなら、死罪になってもおかしくありませんでした。
また、浅野忠信さん演じる本多正信をモデルにした樫木藪重が、断崖から転落したとき、海中で刀を抜いて切腹しようとする場面がありました。
樫木は死に魅せられていたのだそうです。たしかにこの時代、切腹は武士らしい死に方として定着し、敵に討たれるくらいなら腹を切るほうが名誉だと考えられていました。
しかし、それはあくまでの追い詰められたときの判断であって、死がそれ自体として目的になっていたわけではありません。

漂着した船の船員に対する仕打ちも、とても野蛮に描かれています。釜茹でにされた人もいましたし、ウィリアム・アダムスをモデルにしたジョン・ブラックソーン(按針)は、殴られて小便までかけられます。
船員たちに血や臓物が混じった液体を投げかける場面もありました。しかし、当時の日本人が、そこまで野蛮な行為をしたとは思えません。
アダムスを乗せたリーフデ号が、現在の大分県臼杵市に漂着したとき、地元の人たちは衰弱した船員の手当てをし、食事をあたえるなどして介抱したと記録されています。
また、細かいことをいえば、これだけお金をかけているのに、あの時代の大坂城の自然石を積み上げていた石垣が、どうして四角いブロックを積んだような形状で描かれているのでしょうか。
また、枯山水の庭で人を裁くのは、石庭と奉行所の御白洲を混同しているとしか思えません。

そんなこんなで、『SHOGUN』の日本描写は、リアルとはいえない部分が少なくないのです。
きっと気付や所作、殺陣などでは、ほんとうの日本にこだわったものの、時代考証にまで手が回らなかったのではないか、と想像しています。

https://www.dailyshincho.jp/article/2024/09231040/?all=...

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※省略されてます すべて表示...
027 2024/09/25(水) 10:38:19 ID:3rZEVXA/wc
北町奉行所で取り調べ中の農民がキレて暴れまわり、同心ほか多数を惨殺。
役人たちみな逃げ回って収集つかないところ、取り押さえたのはこれまた武士じゃない下男でしたって
漫画みたいなことが実際にあった

http://motokiyama.art.coocan.jp/nagai4/nagai4-01.htm...

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028 2024/09/25(水) 10:48:21 ID:JTLC/3sRiM
>>26
刃渡りや重さ関係なしに、一度人を斬ったら脂肪が付いて切れなくなるよ。
だから実際の戦とかでは、専ら突いて攻撃した。

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029 2024/09/25(水) 11:29:42 ID:vdbztQopmY
>>28
>>「一度人を斬ったら脂肪が付いて切れなくなるよ。」

切れ味は落ちるだろうが、そんな事はないぞ。
確かに刀は使う人を選ぶ武器で扱いやメンテが難しいが、一人切ったくらいで使えなくなるという事はない。

近代で試し切り(豚)をしたところ、刃こぼれなどがすぐに起こり、殺傷能力は推定3人と予測したらしいが、
幕末に処刑人が首切りを行った所、13人までは斬れたとの記録もある。この場合は当然骨まで切断したという事。

つまるところ、使い手、刀の良し悪し、切る所、状況によって切る人数は変って来るので一概には言えないという事だな。

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030 2024/09/25(水) 11:44:45 ID:JTLC/3sRiM
>>29
一度斬ったら二度と切れ味が戻らないって意味じゃないよ
付着した脂をきれいに除去するとか、研ぎ直すとかすれば元に戻る。
だけど合戦の最中にそんなことしてる暇はないから、2人目からは突きが基本。

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031 2024/09/25(水) 12:42:31 ID:vdbztQopmY
>>30
脂肪の付着が要因にならんとは言わないが、刀が切れなくなる大きな要因は刃こぼれと曲がりだぞ。
脂肪が原因で切れなくなるようなら、そもそも刃物として用を足さない。
合戦を想定しているなら尚更そんな刃物は無用の長物以外のなにものでもないだろ?

甲冑を想定した古武道の型(組打ち)を見れば分かるが、切る動作も結構ある。隙間を狙った攻撃にはそちらの方が命中率も高く効率がいいんだよ。
確かに大人数を想定した武器ではないかも知れんが、結局は使う所と、使う人次第という事なんだよ。

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032 2024/09/25(水) 15:01:07 ID:t9ChQxnuCM
ドラマにツッコミ入れてたらキリがない

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033 2024/09/25(水) 15:39:03 ID:ht6yoN68Fk
この人、弥助の方の問題には何か言ってるのかな?

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034 2024/09/26(木) 00:40:58 ID:0kLb1gRclc
合戦では主に弓と鉄砲と槍で戦います。
刀はほとんど使いません。

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035 2024/09/26(木) 09:10:02 ID:oghEjf0rQc
>>34
死因・戦傷の原因を割合で示してもそれは明白だな。

ただ刀が戦場に必要なものであったのは間違いないがな。
で、刀が進化したのは間違いなく、合戦(戦闘)での反省の積み重ねだしな。

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036 2024/09/26(木) 09:18:21 ID:oghEjf0rQc
>>34
合戦は「水物」だからな。「局所的」ではあるんだが「刀はほとんど使わない」とも言い切れない事もある。
西南戦争では白兵戦の優劣が勝負の分かれ目になる事があって、
結局の所、使う人、使う場所、戦いにおいて重要視される武器が違うという事だな。

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037 2024/09/26(木) 15:00:22 ID:Tqt9Sxm2Jg
切れ味が落ちても「鋼の棒」やから、力いっぱい振り下ろされたら〇ぬだろ
落ちてる刀を拾っては斬りあるいは奪っては斬りしていたのでは

暴れん坊将軍や長七郎シリーズの大立ち回りでは最後刀を振ってから鞘に仕舞うようなしぐさが見られるが
もちろんあんなもので人間の脂が落ちるわけはなく
中村主水は斬った相手の着物で刀身を拭う描写があるところが大変趣深い

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038 2024/09/26(木) 15:27:37 ID:oghEjf0rQc
>>37
マジレスすると、暴れん坊将軍の殺陣では吉宗は刀を裏返して相手を「峰打ち」にしてるんだよ。だから血脂が付く事はない。
YouTube公式で見れば峰打ちが確認できるよ。

これは将軍という最高権力者としての立場上やらない(やってはいけない)という事だと思う。

・自ら労を課す事はない(してはいけない)
・自ら穢れ(O人による血穢れ)を負う事はない(してはいけない)
・自ら断罪する事は相手に栄誉を与える事になる。悪党にそんな栄誉を与える事は出来ない。

という事かな。

人を斬る描写も何話かあるらしいが・・・視聴してた人なら知ってるかも。

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