岸田総理大臣は、来月の自民党総裁選挙に立候補しない意向を固め、政権幹部に伝えました。これによって、新総裁が選出されたあと、総理大臣を退任することになります。
政府は、岸田総理大臣が、このあと午前11時半から、総理大臣官邸で記者会見すると発表しました。
岸田総理大臣は、来月の自民党総裁選挙を前に自身の対応について、
「先送りできない課題に1つ1つ取り組み、結果を出すことに専念している」などと述べ、党内情勢などを見極めながら慎重に検討してきました。
こうした中複数の関係者によりますと、岸田総理大臣は、総裁選挙に立候補しない意向を固めました。
岸田総理大臣は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、
政治の信頼回復を図る必要があるとして派閥の解消などの党改革や関係議員の処分に加え、政治資金規正法の改正などに取り組んできました。
しかし、政権への世論の批判が強まり、内閣支持率が低迷する中、自民党内からは「今の政権では次の衆議院選挙を戦えない」という声も出ていました。
不信の払拭に向けて、みずから責任をとる必要があると判断したものとみられ、このあと記者会見し、具体的な理由などを説明する見通しです。
これにより岸田総理大臣は、総裁選挙で新総裁が選出されたあと、総理大臣を退任することになります。
3年前の10月に就任した岸田総理大臣の在任期間は、8月14日の時点で1046日で、岸信介・元総理大臣に次いで戦後8番目の長さとなっています。
来月の自民党総裁選挙に、立候補しない意向を表明するものとみられます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240814/k1001454861...
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