『リトル・マーメイド』の興行成績は米国では好調だが海外では不調となっている。
有力スタジオの看板作品は全世界興行収入の比率が国内が40%/海外60%になるのが一般的だが『リトル・マーメイド』は国内が64.8%/海外が35.2%と逆転している。
deadline.comは先週、『リトル・マーメイド』の損益分岐点は5億6,000万ドル、最終興行成績は5億6,000万~6億1,000万ドル(北米で3億~3億5,000万ドル/海外で2億6,000万ドル)でかろうじて黒字になると予測。
boundingintocomics.comは損益分岐点は6億2,500万ドル~7億5,000万ドル、最終興行成績は5億5,000万ドル~6億5,000万ドルで「5,000万ドル~1億ドルの損失が出る大コケになっても驚かない」と報じた。
さらに今週、公開2週目の週末興行成績が明らかになり国内興行収入は58%減少し4,060万ドル、海外興行収入は39%減少し4,230万ドル、2週合計で全世界興収は3億2,670万ドルとなった(国内1億8,620万ドル/海外1億4,050万ドル)。
映画は一般的に最初の2週間で興行収入全体の70%を稼ぐと言われており、3億2,600万ドルが『リトル・マーメイド』全体の興行収入の70%であると仮定すると全世界で4億6,600万ドルになる。
映画の中には人気が長続きする/客足の鈍化が緩やかで長期上映になるケースもあるが『リトル・マーメイド』に関してはその兆候は見られない。
https://kaikore.blogspot.com/2023/06/1.htm...
返信する