元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(56)が8日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO! smile~」(月~金曜後1・55)に出演。日中関係の悪化について持論を述べた。
番組では防衛省が7日、沖縄本島南東の公海上空で6日に中国海軍の空母「遼寧」から発艦したJ15戦闘機が日本の航空自衛隊のF15戦闘機にレーダー照射を断続的に行ったと発表したニュースを取り上げた。
なぜ中国側がこのような行為を行ったのかと聞かれた橋下氏は「全ての原因は高市さんが国会で台湾有事のときに、米軍が助けに来てくれたときに中国から攻撃を受けたら、存立危機事態になりうるという発言。
全てのスタートはそこなんですよ。法律的には存立危機自体になり得ます。これはもう間違いないんですけども、ただそれを対外的に国家の指導者が国会で言うかどうかってのは別の話です。
高市さんの発言については、世論調査では半数以上の方が支持しています。僕も間違ってはいないと思うんですが、僕は言うべきではないという持論です。
高市さんは、最終的に個別事案については言うべきでない、総合的に判断するという答弁に戻したんですけども、そうであれば言う必要なかったと思う」と指摘。
日中関係の悪化について、日本にとって何の利益にもならないとし「中国がレーダーを当ててきて、激墜してもいいんですよ。
自衛権の発動として、レーダーを当ててきたら撃墜してもいいんですが、日本はこれをやりますかってことです。
じゃあ、ミサイルを打たなくてもレーダーを当て返すってことも日本はおそらくそれやらないと思いまます。
じゃあ、どういう結果が残るかというと、中国軍からレーダーを当てられて、抗議だけするというので終わってしまう。何のためにこういうことをやってるのか、僕はさっぱりわかんないです。
だったら、初めから国会で台湾有事について、岡田(克也)さんに言われたけれども、個別事案については言えませんと、総合判断しますと、それだけでよかったと思うんです。
戦略的に日本がやり返す覚悟があるんだったらいいんだけど、できないのにどうすんですか」と疑問を呈した。
https://www.sanspo.com/article/20251208-FORAOOXSUBHUB...
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