「不同意性交と不同意わいせつで書類送検された際、彼は涙ながらに『食い扶持がなくて困っている』と我々に相談してきたんです。
彼のそんな姿が不憫で“少しでも生活費の足しになれば”と有志でバームクーヘン販売業のT社を立ち上げました。ところが……そんな僕たちの好意を彼は踏み躙った。決して許すことはできません」
バームクーヘンの販売業を行うT社の現役社員であるA氏は、怒りを押し殺しながら記者にそう打ち明けるのだった。
昨年10月、元『ジャングルポケット』の斉藤慎二(43)は吉本興業から契約を解除され、芸能界の表舞台への復帰は困難となった。
そんな斎藤が今年4月からバームクーヘンの販売業で生計を立てているのは周知の通り。
だが、斉藤の再起のために起業した「恩人」であり「拠りどころ」であるT社を、斉藤は裏切ったというのだ。
A氏が業務委託契約書を手に訴える。「バームクーヘンの販売利益を、T社と斉藤で折半するという契約でした。売り上げは悪くなかったのですが、
10月8日と9日に福岡で売り上げた約160万円とレジに入っていた準備金が、いつまで経っても会社の口座に振り込まれなかったのです。
福岡での売り上げ金は斉藤の個人口座に振り込まれ、そこからT社口座に送金。売り上げ報告は斉藤が担当し、精算はT社が担当。
売り上げから経費などを差し引いた利益の半額を報酬として翌月末に支払うーーという約束になっているのですが、催促しても返答がなく、いまだに彼が160万円を持ったまま。
こちらからすれば、売り上げを持ち逃げされたも同然です」
にわかには信じがたい話だが、T社は本誌取材にこう回答するのだった。
「斉藤氏と金銭トラブルが起きているのは事実です。業務上横領の罪として警察に被害届を提出する予定です」
一方の斉藤に持ち逃げ疑惑を質すと、代理人弁護士同席のうえでこう答えた。
「福岡でのバームクーヘンの売り上げ金約160万円が私の手元にあるのは事実です。ただ、それは8月分と9月分の報酬が支払われていないからです。
この売り上げ金をT社に送金したところで報酬は払われないだろう、という不安が強くなったので、問題が解決するまでは160万円を送金しないと決めたのです。レジの準備金は預かっていません」
https://friday.kodansha.co.jp/article/44638...
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