TBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』に、タレントの伊集院光がメインパーソナリティとして出演。
お笑い芸人やタレントのエピソードトークが、すぐに「カスハラだ!」と言われることへの違和感を語った。
放送では『店員相手に長々と関係の無い話をする客』について、どこからがカスハラ(カスタマーハラスメント)に当たるのか、そのラインについて話していた伊集院。
続けて「最近カスハラでよくわかんないのは、例えば芸人とかがラジオで、ちょっと世の中の愚痴を言った時に、それはもうカスハラだぞって言われるじゃん」と、
芸人やタレントを取り巻く独特の息苦しさについて語る。
伊集院は「多いのは、最近それを言うと反射的に怒られるから、あっても言わないようにしてますけど、タクシーの運転手さんに対して、
『ちょっとこういうことがあって嫌だった』って言ったら、一発でもう必ず炎上して…」と、タクシーに関する愚痴は必ず炎上するため、ラジオでは言わないようにしていると告白。
そんな状況について「必ずその『芸人はタクシーの運転手さんに対してカスハラトークすんな』っていう話を、すごい勢いで『このクズ芸人が』とか書いてくるんじゃん。
それはカスハラじゃないの?」と疑問を呈した。
伊集院の言葉通り、タレントや芸人がタクシー運転手とトラブルを起こすニュースは枚挙に暇がない。
明らかに芸人側が悪いケースもあれば、つい愚痴を言ってしまうのも理解できるケースまで、程度の差はあれどSNSで物議を醸し、時には炎上している。
伊集院はさらに「喋ってる側と聞いてる側からすると、聞いてる皆さんはリスナーでありお客様だから、そこに対して言い返したりはしませんけど、
なんか世の中ややこしくなってる」と語り、タクシー運転手への愚痴がカスハラになるなら、ラジオパーソナリティへの愚痴もまたカスハラになるはずだと主張していた。
誰かにとっての「ちょっとした愚痴」が、誰かにとっては「カスハラ」になってしまう。伊集院が語る違和感は、芸人やタレントだけではなく、多くの人が薄々感じている世の中の息苦しさなのかもしれない。
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