一方、紅白や出川還暦祭りでのコンビ共演が話題になったところに舞い込んだのが、ダウンタウン・松本人志の活動休止というニュースだ。
「松本さんの裁判が年単位になり、活動休止も長期間になるとの予測がされる中、制作サイドは代役探しに奔走しています。そんな中、存在感を増しているのがウンナン、特に内村さんです。
最近はダウンタウンとの共演は少ないですが、かつては“盟友”とも言える深い仲でした。2組はブレーク前夜ともいえる1988年から3年間放送されていた『夢で逢えたら』という深夜番組で共演しています。
2009年には『ドリームマッチ』で松本さんと内村さんがコントをしたり、互いの番組にゲスト出演したこともありました。芸歴、格ともにダウンタウンの盟友であるウンナンは後任にぴったり。
また、戦友のピンチをウンナンが救ったという美談に仕立てることもできる。とくにM-1のような賞レースは、内村を代役にという視聴者からの声も多い」(お笑い業界関係者)
ダウンタウンの後釜としては、安定的な番組回しが信頼できるヒロミや、活動の場をYouTubeに移し気を吐く石橋貴明(とんねるず)など「お笑い第三世代」の名前が挙がるが、
やはりウンナンへの期待度は非常に高いという。
「同じ第三世代でも、厳しいツッコミを得意とするダウンタウンや、後輩いじりが武器のとんねるずとは違い、出演者たちをうまくつなぎ、和やかな場を演出するウンナンの“優しい笑い”が再評価されてきています。
また、さまぁ~ずやくりぃむしちゅー、有吉弘行など、ウンナンに取り立てられてスターダムに駆け上がった芸人は少なくありません。
事務所の別なくさまざまな芸人とからみ、売れっ子を生み出してきた包容力とフックアップ力をもつウンナンは、ハラスメント的なノリを避けたがる業界のトレンドにピッタリです。
笑いの実力とともにコンプライアンス的な安心感も備えるウンナンは、ダウンタウン不在をフォローする最右翼と言えるでしょう」(同)
お笑い評論家のラリー遠田氏はウンナンについてこう評価する。
「人気のお笑いコンビが長年続いていると、それぞれの適性に合った単独の仕事が増え、コンビとしての仕事が減っていくのは自然なことです。
ウンナンの場合、不仲であるという話はうわさレベルでも聞いたことがありません。単にコンビの仕事が少なくなっているだけで、今も良好な関係を保っているのでしょう。
出川さんのライブで久しぶりにコンビでパフォーマンスを披露したようですが、今後もお二人が共演するのなら、どんな形でも価値はあるし、ぜひ見てみたいと思う人は多いはず。
2人だけでじっくり話をするトーク番組でもいいし、若いころのように全力でコントやロケに挑戦するのも見てみたい。
欲を言えば、それぞれが司会者としても活躍されているので、コンビで紅白のような大型特番の司会を務める姿も見てみたいですね」
松本人志が不在となる中、ウンナンはテレビ界の救世主となるのか。
https://dot.asahi.com/articles/-/21173...
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