猿之助容疑者送検も小川泰平氏が「罪名変更の可能性」を指摘 深まる謎、廃棄したビニール袋が焦点 2023/07/20
…猿之助容疑者は「ビニール袋をかぶせた」と供述していると報じられているが、容疑が殺人ではなく、自殺ほう助になったのは、警察側が「ビニール袋は死因につながっていない」と判断したことが考えられている。
同氏は、そのビニール袋が現場になく、廃棄されていたことに注目。仮に、袋に爪の引っ掻き傷などの痕跡があれば、容疑が変わっていたことも考えられるのだろうか。
小川氏は「ビニール袋の処分については、室内のゴミ箱ではなく、屋外に捨てに行ったと。その日がゴミ回収日だったというのは偶然かもしれませんが、やはり、外に捨てるということは証拠隠滅の可能性があるということです」と指摘。その上で「ビニール袋をかぶせたことによって、死を早めた可能性はないかということも焦点になる」と話した。
小川氏は「元科捜研の方や医師の方からいろいろな話を聞いていますけど、睡眠導入剤の量は『10錠』と容疑者が供述しているようですが、10錠くらいでは絶対亡くなることはない…という見解を聞いています。『1000錠くらいでないと致死量には至らない』という人もいる。にもかかわらず、それだけの分量で亡くなるのかというと疑問が残る。その辺を警察はどう見ているか。そこは非常に大きな問題ではないかと思います」と付け加えた。
さらに、小川氏は「窒息死とは言えないにしても、ビニール袋をかぶせたことによって死を早めた可能性も否定できない。また、薬を飲ませた後に、すぐ救急搬送して胃の洗浄などをしていれば助かった可能性もある。そういったことを考えると、すぐに『ほう助』と言うわけにはいかないのではないか」と疑問点を挙げた。
猿之助容疑者は母親の喜熨斗延子さんの自殺を手助けした疑いで、6月27日に自殺ほう助容疑で逮捕された。小川氏は「母親に対するほう助容疑も処分保留です。つまり、起訴されていないわけです。ということは、『罪名変更』の可能性もなくはない」と見解を述べた。
「罪名変更」があった場合は、どのようになるのだろうか。
小川氏は「殺人容疑に変更するには(今後さらに)再逮捕になるはずですので、お互いに亡くなること自体は了解していたが、その方法としてビニール袋をかぶせるというところまで親が納得していなければ、それは殺人ではないが、『承諾殺人』か『嘱託殺人』になる可能性もある」とした。
今後の展開について、同氏は「自殺ほう助も含めて、承諾殺人も嘱託殺人も、量刑は全て『6月以上、7年以下の懲役』ですが、同じ量刑でも、承諾や嘱託の殺人の方が内容的には過去の判例をみても重いわけです。このままいくと、ほう助が2件ですと、『一家心中未遂』の扱いになってくるので執行猶予の可能性が出てきます。ただ、嘱託殺人などになれば、実刑の可能性もある」と推測した。
https://nordot.app/1054741872179954098?c=76836754... どっちにしても執行猶予の可能性大。恐ろしい話だ。
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